昨日まで越後の石打スキー場でスキー三昧。スキー宿では60歳を過ぎたオジサンたちが酒を飲みながら、僅かな退職金をどう運用してスキーなどの遊びに使うお金を捻出しようか?などと話をしていました。
投資に関する私の基本的な考え方は、「これぞ」と思う会社の株に投資して、しばらくは放っておくというものです。
いわば「果報は寝て待て」方式です。さて昨日(2月1日)取引終了後に発表されたAlphabet(グーグルの親会社)の決算はアナリストの予想を上回る好決算で、時間外取引で同社株は34ドル(4.4%)上昇して805ドルになりました。
その結果同社の時価総額はアップルを抜いて世界最大になりました。
グーグルの好決算の理由は特にモバイルとYouTube関係の売上が好調だったことです。また同社は今回の四半期決算からother betsと呼ばれる先行投資分野の部門別決算を始めて明らかにしました。
Other betsの中身はGoogle Fiber, Nest(IOTのユニット)、自動運転車などです。これらのother betsはMoonshotと呼ばれてきました。つまり「月ロケットのようにいつ実現するか分らない壮大なプロジェクト」という意味です。
そのMoonshot部門の売上は前年比37%増加して448百万ドルになりました。もっとも費用も増えて全体では36億ドルの経常赤字ですが。
モバイル広告などで着実に売上と利益を伸ばしながら、先行投資を続けてきたAlphabetについて成長の持続を評価するアナリストは多いようです。
なお同社は自社株買いを通じて利益の株主還元は行いますが配当は行っていません。同社のように成長志向の会社に投資するには、目先の配当をあてにせず数年先のブレイクを期待することになります。