トランプ大統領はサウジアラビアからイスラエル・パレスチナを訪問中。トランプ大統領がサウジアラビアと12兆円に及ぶ武器輸出契約に署名した。
このニュースを受けてボーイングなどの銘柄がダウを押し上げ、ダウは90ポイント上昇した。
先週はロシアゲート疑惑問題で対応に追われたトランプ大統領。一部にはトランプ大統領がやめたら株価は急上昇するという噂がでる状況だった。
先週水曜日には1%以上値を下げた米国株式指標もその後落ち着きを取り戻している。大統領就任後始めての外遊で成果を上げると、米国民や市場の大統領に対する見方も少し変わるかもしれない。
まあ、今回の中東訪問はトランプにとって絶好の冷却期間だろう。株式市場にとっては「政治的ニュースがないのが良いニュース」なのだ。
もっともその間に北朝鮮がミサイルテストを行うなど火種は続いている。トランプが帰国すると疑惑問題も再燃するだろう。大統領にとっての冷却期間は市場にとっても落ち着きを取り戻す冷却期間だったが長続きするとも思えない。
大統領に関しては「亭主元気で留守が良い」という訳にもいかないだろうから。