金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

夏油高原スキー場を目指す

2019年01月29日 | 

夏油は「げとう」と読む。岩手県南部の温泉地の地名だ。そこに日本で最大級の積雪量がある夏油高原スキー場がある。

このスキー場の魅力の一つはツリーランができる非圧雪斜面が多いことだ。

私たちスキー好きチームは、2月の3連休の前に夏油高原に行く計画を立てた。

夏油高原スキー場は上村愛子プロが絶賛する雪質とファシリティを持っているのだが、この時期行くスキーヤーは必ずしも多くないようで料金面ではビッグなスキー場に較べてかなり安い。

我々はスキーセンターにあるスキーヤーズベッド(4人なのでファミリールーム)を予約しているが1泊2食付きで1人1泊当たり6千円程度だ。

また宿泊者には割安のリフト券がある(シニア平日3,300円、窓口ではシニア平日3,900円)。これもかなり安い。

交通手段については東北新幹線北上駅からスキー場まで無料のシャトルバス(約50分)がある。

という具合に経済面ではお得感が強い。これだけお得感があると何か訳ありか?と疑問が湧いてくる。

そこでインターネットで調べてみたら、夏油高原スキー場の泣き所は天気の悪さだと分かった。

当たり前のことだが、積雪量が豊富ということはよく雪が降るということで天気が悪いに決まっている。

スキー場には2本のゴンドラがあり、効率的に滑走できるように設計されているが、強風によりしばしば止まることがあるという。

ゴンドラが止まると稜線に近いツリーランコースには入ることができない。夏油高原の「売り」が死んでしまう訳だ。

また3月に入ると天気が安定して滑りやすくなるとも書かれていた。真冬の夏油の悪天候に懲りた人はこの時期を外すのかもしれない。

夏油初めての我々は、行くまでの1週間ほどの間は東北地方の天気予報を見ながら一喜一憂することだろう。ま、張り合いがあってよいとしようか?

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キャタピラー決算に失望で米国株下落、中国経済減速懸念再燃

2019年01月29日 | 投資

昨日(1月29日)の米国株はキャタピラー社の第4四半期決算や今年度収益予想が市場コンセンサスより低かったことで失望売りを招き、ダウは209ポイント(0.84%)下落した。建機メーカーであるキャタピラー社の業績は景気の先行指標と見られている。同社の業績見通し悪化は設備投資~特に中国の~の鈍化を示唆していると判断されるのだ。

もっともキャタピラーの決算を見るまでもなく、中国経済の成長鈍化は政府が発表してるGDP成長率でも既に明らかだった。キャタピラーの決算と業績見通しは、この事実を裏付けたに過ぎないともいえる。

中国経済の成長鈍化が直ちに米国経済の足を引っ張るかどうかは微妙なところだが、エコノミストの間では米国景気は景気4サイクルの第3段階に入っているという見方が多い。第3段階の次はリセッションと呼ばれる第4段階で多くのエコノミストは2020年にはリセッション入りする可能性が高いと判断してる。

計数分析的な判断は専門家に任せるとして、景気は循環し、好景気もいずれは息切れするものとすれば、来年あたりにリセッション(景気後退)が起きても不思議はない。

さて景気減速懸念が高まっている中国だが、政府が打てる景気対策は限られているのではないか?と見る専門家もいる。

過去中国では住宅投資など不動産投資で景気浮揚を図ってきたが、その結果企業と家計の借金は膨らみ、住宅価格は一般市民の手が届かないレベルにまで上昇している。つまり政府としてはこれ以上不動産投資を後押しできないだろうという見方だ。そして政府が景気対策で財政投融資を行える余地があるのは公共交通機関などのインフラ投資のみと判断する専門家もいる。

私自身はそこまで断言するほどの知見はないが、中国政府の景気対策の打ち方が難しいとは感じている。

これはまったくの私見だけれど次に米国株に大きな下げ局面がくるとすると、市場が中国政府が効果的な景気対策を打てない(米中貿易抗争の解決を含めて)と判断した時だろう。それは景気サイクルの最終段階も示唆すると考えている。

ということで短期的に株価はまだ上昇するが少し長い目で見るとコレクション入りの可能性が高いのではないか?

そういう意味ではキャタピラー株の下落は、相場の方向を示唆して、その役割を果たしたということが言えるかもしれない。

 

 

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