金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

e-Taxで確定申告終了

2019年01月23日 | ライフプランニングファイル

今日e-Taxで今年度分の確定申告を終了した。

国税庁のHPによると「e-Tax利用の簡便化に向けて準備を進めています」ということだが、書いてあるほど便利になっているかは多少疑問。

年一回のことなので昨年どんな手順で進めたか記憶していないので、どれほど便利になったのかよく分からない。

さてe-Tax確定申告の前に私の場合、次の準備を行った。

・市役所の国民保険の窓口で「国民保険料・介護保険料」納付確認書を貰い支払い社会保険料を確認する。

・地震保険・生命保険等保険料控除証明書をまとめておく。

・支払った医療費を医療機関毎に合計しておく。

ざっとこんなところだろう。なお公的年金の源泉徴収票などその他の必要書類を準備しておくことは当然必要だ。なお配偶者控除を受ける場合は配偶者の源泉徴収票も必要だ。またe-Taxでは配偶者のマイナンバーも聞かれたので配偶者のマイナンバーも必要だ。

次にパソコンでインターネット・エクスプローラーを立ち上げる。私はいつもはクロームをブラウザにしているが、e-Taxはエクスプローラーでないとうまく機能しないようだ。

このあたりまで準備して「確定申告作成コーナー」にアクセスして作成開始。

後は画面の指示に従って源泉徴収票等に記載されている数字を入力していくだけでそれほど手間はかからない。

なおマイナンバーカードを利用すると住所等個人のプロファイルを自動的に作成してくれるので便利である。

しかし総てマイナンバーとその暗証番号(2段階になっている)だけで事足りる訳ではなく、「国税電子申告・納税システム」の利用者識別番号や暗証番号もて手続き中に求められた。こちらも事前に確認しておく必要がある。(なおこれは私が回りくどい手続きをしたことによるのかもしれないが・・)

少し便利になったような気もするが、いずれにせよ申告手続きは手間がかかるものだ。

源泉徴収票や医療費領収書をマイナンバーで紐づけすると北欧諸国のように確定申告が楽になるのだが・・と思ってしまう。

でも道のりは遠いだろう。

 

 

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中国28年ぶりの低成長。実態は?

2019年01月23日 | 投資

昨日の米国株は4日連続の上昇の後の大幅下落。ダウは301ポイント下落した。下落の原因はIMFが4半期毎に発表している1月の世界経済の成長予測が3.5%に低下(昨年10月は3.7%)したことと中国政府が発表した昨年の経済い成長率が6.6%と1990年以降最低となったことだ。

またFTが米中間の貿易交渉会議がキャンセルされたと報じたことも相場の下落を一時加速させた。ただしこれについてはクドロー経済会議委員長が否定したことで相場は底から少し持ち直した。

中国の成長鈍化の問題は6.6%という数字だけにあるのではない。一つは中国経済は政府統計が示すよりもっと悪いのではないか?という懸念があることだ。もう一つは米中貿易摩擦が経済成長を鈍化させた要因の一つであるが、仮に米中が貿易問題で合意に達したとしても中国経済が活気を取り戻すことができるかどうかという問題だ。

輸出企業は投資と雇用を抑え、レイオフを行っている企業もある。先月の失業率は11月の4.8%から0.1%悪化して4.9%になった。

輸出依存が突出している印象を持たれる中国だが、昨年の経済成長の3/4以上は内需が牽引している。その内需が鈍化しているのだ。

その原因は過去3年間習主席が音頭をとってきた債務削減活動だ。最近路線転換が行われているが、昨年の固定資産投資の伸びは5.9%と前年の7.2%から大幅に減少している。

WSJは塩城市の仕立て服店のマネージャーの「売上は昨年30%減少した。恐ろしい年だった。そして今年事態が良くなるとは思わない」という声を紹介していた。

中国の指導部は「成長鈍化に対処するのが今年の重要課題だ」と述べている。習主席は「経済成長は合理的はレンジに維持されなければならない」と述べている。そしてその合理的レンジは今年3月の全人代で6%~6.5%に設定される見込みが高いと事情通は述べている。

米中貿易交渉が3月1日までに妥協点を見出すことができれば、このレンジの成長率は期待できるかもしれないが、さもないと中国は企業や地方政府レベルの借金を増やして景気刺激を行わないといけないことになる。

大部分の統計データがあてにならない中国の本当の姿は我々一般人には分かりにくい。中国の経済成長率は実態より悪いのではないか?という私の「推測」は政府が成長目標を引き下げそうだということを根拠にしている。

 

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