金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

強い雇用統計を受けて株価上昇、そしてトランプは強気になる?

2019年01月05日 | 投資

昨日の米国株式市場は強い雇用統計とパウエル連銀議長が政策金利引き上げについて市場動向を注視するという発言を受けて大幅に上昇した。12月の非農業部門雇用者増は市場予想18万人を大きく上回る31.2万人だった。また雇用者の時間給は昨年1年間で3.2%上昇。失業率は前月の3.7%から3.9%に上昇したが、これはサイドラインにいた失業者が求職のため雇用市場に戻ってきたことによるものでこれも好感された。

年が明けて4日目にしてようやく明るい兆しが見えた米国株式市場だが、このまま上昇トレンドに入ると予想する人よりもまだまだ振幅が続くと見る人が多いようだ。私も米国景気の底は固い、と思っているもののまだしばらく上下ブレの大きい相場が続くと予想している。

その大きな理由は「株式相場が上昇するとトランプ大統領が強気になる」からだ。

トランプ大統領は株価は自分の人気のバロメーターだと考えているから、相場が上向くと強気になり、メキシコ国境での壁建設予算を確保しようとするしまた中国との貿易交渉についてもハードポジションを取り続ける可能性が高い。

メキシコ国境での壁問題が長引くと政府機関の一部の窓口閉鎖が持続する。中国との貿易交渉の長期化は世界経済の減速を懸念する投資家をリスクオフモードに追いやる。

昨日の株高は強気相場復活のプレリュードというよりは、新たな政治的リスクをかきたてる可能性がありそうだ。

 

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ホンダFIT 4WD スキー場往復燃費は17.4km/L

2019年01月05日 | うんちく・小ネタ

昨日マイカーで群馬県の川場スキー場を往復した。これまでのシーズンはNさんの車で行くことが多かったが、昨年ハイブリッド車に買い替えたので、燃費が良いから私の車で行こうということになった。

FIT 4WDのカタログ燃費は28.6km/Lだが、昨日の燃費を満タン法で図ったところ、17.4km/Lだった。(303km÷17.39L)

沼田までの高速道路はほとんど路面凍結はなし。川場スキー場の手前5km前後は雪道走行だった。

冬前に高速道路を使って長距離ドライブをした時の燃費は21km/L前後だったので、4WD車としてはまずまずだと思っていたが、冬はガクンと燃費が悪くなる。インターネットで調べてみると冬の燃費の悪化度合いはガソリン車よりハイブリッド車の方が大きいそうだ。

同行のNさんは近々車を買い換えるそうで、ハイブリッド車かガソリン車か?を迷っている模様。

はっきりいうと燃費の差だけを考えるとハイブリッド車の元を取ることはまず不可能だ。仮に年間1万km走行するとしてもハイブリッド車・ガソリン車の価格差を回収するには10数年かかる計算になる。

ハイブリッド車に乗るということは「少しでもエコな気分を味わう」「新しもの好きの心を満たす」「下取り価格が高そう(本当かどうかは不明)」「静粛さを楽しむ」という別の要素を加えて考える必要がある。

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