今度の日曜日(10月26日)から3泊4日で台湾の玉山(台湾最高峰3,950m)に登りに行く予定だ。玉山は入山制限のある山で1日の登山者は90名に制限していると聞く。たまたま山仲間の先輩が尽力してくれたおかげで入山許可が取れたので出かける次第だ。
ただし割と降ってわいたような話なので、言葉の準備はまったくできていない。
私の好きな作家の池内紀さんに次のような言葉がある。
「どこに出かけるにも、私はその国の挨拶と質問の仕方、それにお礼の言葉は勉強していくことにしている。それがせめてもの礼儀だと心得ている。」(マドンナの引っ越し。晶文社)
中国語で「你好」ニーハオ程度のことは言えるが(中国語には四声があるので通じるかどうかは不明)、実は中国語(北京語)と台湾語は違う。台湾語ではリューフォーという発音になるそうだ。
ありがとうございますは中国語では謝謝(シェシェ)だが、台湾語では多謝(ドーチェ)だ。中国語もできないのに、台湾語を重ねるとまったくのお手上げである。
今回の玉山登山をアレンジしてくれた人の話ではある程度日本語のできるガイドさんがついてくれるという話なので言葉の問題はないだろう。それはそれで安心なのだが、旅の楽しみの半分を失ったという気もしないではない。
人間とはかように我儘なものである。
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