よく読んでいるCNBCにTop 5 regrets people have when they dieという記事がでていた。CNBCは世界最大の金融・ビジネスチャンネルだが、時々人生訓的な話を載せている。働いてお金を稼ぐにしろ、投資でお金を稼ぐにしろ、何のためにお金を稼ぐのか?ということが人生では大事なことだとCNBCの編集者は考えているのだろう(と考えたい)。
記事の中心は元ケアワーカーのBronnie Wareという人が書いた"The Top Five Regrets of the Dying"という本の話だ。著者は死んでいく人から頻繁に聞いた5つの言葉を紹介している。
- 自分らしい人生を送る勇気があったならよかった。他人が期待する人生を送るのではなく。
- もっと働きすぎなければよかった。
- 自分の感情を表現する勇気があればよかった。
- 友達と連絡を取り続けていればよかった。
- 自分をもっと幸せにしていたらよかった。
記事はビル・ゲーツが北アリゾナ大学の卒業式のスピーチで「自分は働き過ぎだった。父親になるまで『仕事以外にも人生がある』ということに気づかなかった。・・・必要なときには休みを取りましょう」と述べたと紹介していた。
今日本では政府が70歳まで働こうという旗を振っている。
働くことがシニアの自己実現につながるのであれば、自己満足は高まるだろうが、さもなければ人生の最後での後悔を増やすことになりかねない。
破綻しつつある年金制度のツケが人生最後の後悔を招くとすれば、悲しいことである。
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