昨日(1月7日)米国の供給管理協会(ISM)は、12月のサービス部門の購買担当者指数が11月の52.1から54.1に上昇し、予想の53.4を上回ったと発表した。ISM指数が50を超えることは、活動の拡大を示唆している。12月の数字は10月に記録した水準を下回っているとはいえ、サービス業界で楽観的な見方が広がっていることを示している。
WSJの記事によると、サービス部門で高い伸びを示したのは、金融と保険で縮小したのは不動産部門だった。
サービス部門でも材料費など投入価格が大幅に上昇し、インフレ圧力の継続を示唆している。インフレ圧力の持続で連銀は今後の利下げに足踏みするのではないか?という予測が広がり、米国株は大きく売り込まれた。
S&P500は、1.1%下落、前日値を飛ばしたナスダックは1.9%弱下落し、ダウは0.4%強下落した。米国10年国債利回りは一時昨年4月来の高い利回り4.699%をつけた。ドル円為替は158円台で推移。円はドルに対し過去1カ月で約8円下落(約5.5%)している。米国景気の堅調、利下げペースの鈍化予想で、しばらくドル高が持続しそうな気配だ。
ところでアメリカの景気の良さは、私の遊び事にも影響を及ぼしている。
冬の遊び事というとスキーだが、今スキー場のリフト代の値上りが激しい。
私がシーズンに1,2回行く白馬八方尾根では、昨年7,200円だったリフト代が8,000円に値上がりしている。率にして11%だ。
また今月行く予定の蔵王温泉スキー場は6,500円が7,500円、率にして15%アップしているという話だ。
インターネットの記事によると蔵王温泉スキー場の来場者は2023/2024で15.7%増加したというから外国人の来場者が多いスキー場は強気なのだ。
もっともスキーに来る外国人は、景気絶好調のアメリカ人はそれ程多くなく、我々がよく見かけるのは、オーストラリア人や東アジア系の人々だ。
彼らにとってもリフト代や宿代の値上げは、負担増になるが、負担増の相当部分は円安で相殺されている。
私は行ったことがないが、現時点で今シーズン一番の値上げが予想されるのが北海道のルスツリゾートで11,500円が14,500円になるという記事を見た。
世界最高の雪質だけにリフト代も大変なものである。それでもインバウンドのスキーヤー/スノーボーダーが来るのだから、サービス業というのは、面白いものである。
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