金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

米国株は弱気相場入りの崖っぷちで踏みとどまったが・・

2018年12月27日 | 投資

クリスマス明けの昨日(12月26日)米国株は大きく反発した。ダウは1,086ドル(4.98%)上昇。クリスマスイブの大暴落を帳消しにした。

ダウもS&P500も10月の高値から20%近く下落して弱気相場入り直前だったが、崖っぷちで一旦踏みとどまった。

一旦の書いたのはこの先どちらに転ぶかまだ分からないからである。

この辺りで米国株が底入れしそうだという見方もある。その根拠は景気は堅調で雇用市場も極めて堅調で来年リセッションに入る可能性は低いというものだ。実際クリスマスシーズンの小売売上高は好調で現在までのところ前年売上高を5%以上上回っている(除く自動車)。

一方弱気の材料も多い。連銀が来年も政策金利を引き上げる可能性が高いことに対する懸念だ。またトランプ大統領のパウエル連銀議長に対する「口撃」も気になるところ。

もっとも昨日ハセット大統領経済諮問委員会委員長がパウエル議長のポジションは100%安全と発表したことは市場に安心感を与えたが。

米中貿易摩擦や米国政府機関の一部閉鎖なども不安材料だ。政府機関の一部閉鎖はメキシコ国境に壁を作る予算に固執するトランプ大統領と反対する民主党議員が妥協点を見いだせないことにある。

こうしてみてくると現在の不安材料の多くはトランプ大統領が震源地である。私はトランプ大統領のすべての政策が悪いとは考えていない。たとえば中国に対するハードポジションの中、著作権侵害に対する攻撃などは正しい政策だと思っている。一方大統領の連銀議長に対する「口撃」はまずいと思うが・・・

あと数日で今年も終わり。新しい年が始まる。新しい年も市場はトランプ大統領に振り回されるだろう。

トランプの言動が生む市場のボラティリティを資産運用のチャンスととらえるか?

あるいは一種のノイズととらえて経済のファンダメンタルズを信頼するか?

はたまたトランプの言動で大きく変動するポートフォリオの価値に不安を感じるか?

いずれにせよ来年もしばらくの間はトランプが震源地だろう。

 

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年の瀬の高尾山恒例登山

2018年12月25日 | 

昨日(12月24日)は某トレッキング同好会の忘年登山にお付き合いをして、景信山から高尾山を歩きました。

8時30分に高尾駅集合。タクシーに分乗して小仏バス停先の景信山登山口に着いたのは8時45分過ぎ。タクシー料金は2千円ほど。4人で乗ればお値打ち感はある。

1時間弱で景信山に登ると素晴らしい眺望が待っていた。

富士山を頂きまで拝むことができた。しばらくすると富士山は雲に覆われていったが。

東側にはスカイツリーやその向こうには筑波山が見えた。東に目をやると横浜や相模湾が見える。

高尾山に向かって少し歩きだすと相模湖が見えた。

暖かい日で霜柱もなく山道は乾いていて快適。トレイルランナーが疾駆してくるので多少気を使いながら歩いたが。

高尾山山頂には正午前に到着。袋入のおでんを温めて少しワインを飲んだ。

降りは2号路から琵琶滝へ。

誰かが「お酒と女は2合(号)まで」などと軽口を叩く。ただし2号路は1号路とは違い露岩混じりの急坂を降るので足元に気を配らないといけない。

琵琶滝を1時10分頃に通り、2時前には温泉に向かった。

年末恒例になっている高尾山登山。歩き慣れた道を歩き慣れた仲間と歩いた一日だったが、無事に今年を締めくるることができたことは嬉しい。

当たり前のことを素直を喜ぶ歳になったのである。

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八王子で古伊万里を観た

2018年12月23日 | うんちく・小ネタ

昨日はワイフと八王子夢美術館で「粋な古伊万里」を観た。

江戸初期から18世紀中頃まで伊万里焼はヨーロッパに輸出され宮殿で珍重された。

その後ヨーロッパで伊万里や中国磁器に匹敵する焼き物が作られるようになり、伊万里焼の輸出はストップする。

輸出市場を失った伊万里焼は、量産体制を整え、国内向けに廉価で実用的な食器を提供するようになる。

今回の展示会で主に展示されているのはこの実用的な食器だ。

実用食器となった伊万里焼は、屋台や料亭といった外食産業を支えた。

当時日本には大きな消費者市場があったので輸出が途絶えた後も伊万里焼は栄え続けることができたのだ。

このことは今日の日本やアジア諸国の産業のあり方にも示唆するところがありそうだ。

経済的な豊かさを文化につなげる時、さらに新しい次元の消費が生まれてくる。そして消費は新しい文化を生み出していく・・・

伊万里焼は日本の技術レベルの高さとともに江戸文化の豊かさを教えてくれるのである。

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年賀状印刷終わりましたが・・・

2018年12月22日 | うんちく・小ネタ

今日年賀状の宛名印刷を終了しました。

最近は文面は業者さんに印刷を任せているので、年賀状作成の手間は宛名印刷だけです。もちろん一筆添えることも多いのですが。

宛名印刷にはエクセル(住所録)+ワード(差し込み印刷)を使っていますが、年一回の作業なので少し苦労しました。

何に苦労したか?というと宛名印刷のアドオンが削除されていたのでその復旧に手間取りました。

また喪中の方が多いので、印刷しない宛先の選別もちょっとした手間です。

ところで葉書ベースの年賀状はいつまで続けるのでしょうか?

私の山登りの先輩は70歳を持って止めた!と言っていました。

確かに年賀状の中には昔の職場の同僚・先輩・後輩に惰性的に送っているものも多いと思います。

まだ仕事を続けていますので、新しい仕事関係の年賀状も多少は増えているのですが、やはり昔のつながりが多いです。

昨今はフェイスブック、ラインなどのSNSベースのつながりが増えていますから、年賀状だけでつながっている必要はないような気もします。

とは言っても新年の朝に昔の友人・知人から届いた年賀状を見るのは楽しいものです。そこに一筆がなくてもお元気で活躍されていることが伝わってくる気がします。

ということで私も70歳ぐらいまでは紙ベースの年賀状を出し続けてたいと思っています。

それから先をどうするか?ということについては個人の意思よりももっと大きなIT潮流の変化が年賀状のあり方を変える可能性もあるのではないか?と考えています。突出することを敬遠する訳ではありませんが、年賀状問題については私は比較的保守的な姿勢を取り続けるだろうと思っています。

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今日は冬至。庭のゆずの実を取り込みました

2018年12月22日 | うんちく・小ネタ

今日は冬至。ゆず湯に入る日なので庭のゆずを取り込みました。

それにしても温かいですね。あまり冬至らしくありません。

温かいのは動きやすいので良いのですが、雪が降らないとスキー場がオープンしないので心配していました。

年末に八ヶ岳の北横岳に行く予定をしています。先日までは北横岳に行くピラタスロープウエイが雪不足で動いていないので心配していましたが、こちらは今日あたりから動かすようですね。

心配一つ解消です。

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