惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ホシヅルの日

2005-09-10 20:58:16 | 日記・エッセイ・コラム
 まず昨日のことから。
 昨夜は国書文芸カレッジの最初の講座がありました。午後7時から、高台に建つ円筒形ビルの7階教室で夜景を見下ろしながら、「体験的SF論」をしゃべり、参加者の皆さんに自己紹介をしていただきました。
 西武池袋コミュニティカレッジでの空想小説ワークショップの講座を引退してから3年。ブランクがありますし、寄る年波もあって、あまりうまくゆかなかったかもしれません。どうかこれに懲りず、今後ともよろしくお願いいたします。

 今日は「ホシヅルの日」。
 1997年に亡くなられた星新一さんのお誕生日(本当は9月6日ですが、それに近い適当な日)にお墓参りをしようという催しで、正午に青山墓地中央の星家のお墓の前に集合。新井素子さんをはじめとするSF作家クラブの後輩や、角川書店の編集の方などがお花を供えました。
HOSHIZURU05  人数は9人と例年に比べ少なめでしたが、夏の終わりの恒例行事としてすっかり定着し、ここに来ると何だかほっとします。
 写真は花に埋もれそうな星家のお墓。中央にお供えされているのは、高井信さんの新著『ショートショートの世界』(集英社新書)。出来立てホヤホヤで、扉裏には「星新一氏に捧ぐ」と書かれています。

 その後、午後2時からは近くのホテルでSF作家クラブの臨時総会。これまでの山田正紀会長・武田康廣事務局長に替わり、来年からは谷甲州さんが会長、東野司さんが事務局長に就任することなどを決めました。案件がいくつもあり、けっこう中身の濃い会合だったなあ。