サイクリングロード

　昨日の選挙。小泉さんの勝利は間違いないと思っていましたが、あそこまでゆくとは。
　というより、民主党のあきれるほどの惨敗というべきかもしれない。千葉・東京・神奈川――東京湾を囲む１都２県の小選挙区56議席のうち２つしか取れていない。兵庫の小選挙区も全滅。都市部の流動票の動きが雪崩現象となるのが今の選挙制度なんですね。
　小泉自民党が特定郵便局長会と手を切ったのに比べ、民主党は労組との関係を引きずっている。そのため改革には及び腰だと映ってしまうんですよ。利益擁護団体とではなく、一人一人の個人と、政策で結びつく政党が求められているのだと思いました。
　小泉さんは万全の体勢を整えることができたのだから、内容の伴った改革を実現して欲しい。

　夕方、久しぶりにクロスバイクを引っ張り出し、多摩川のサイクリングロードへ。
　なぜか某所より「百草園の坂道を走れ」という指令が届いたので、そのための下見。どれくらい時間がかかるのか、体力的に可能なのか、確かめてみようと思いました。
　夕暮れの多摩川を沈む太陽に向かって走る。ロードレーサーに乗った人たちがビュンビュン追い抜いてゆく。途中、割とゆっくり走っている女性がいたので、前に出て走っていたら、是政橋の下でウロウロしているうちに抜きかえされてしまった。

　サイクリングロードを20分走って（家からだと35分）聖蹟桜ヶ丘に渡る関戸橋のたもとまで来たところで、ギブアップ。
　これ以上、先へ行くと夕食までに家に帰れなくなってしまう。サドルから降りると、太ももが痙攣するようにブルブル震えていました。
　河川敷でサッカーをしている子どもたちを眺めてしばし休息をとった後、帰路につく。

　百草園の坂を走るには２時間ぐらい見ておかなければダメみたい。脚も少し自転車に馴らさなくては。

　土手にはツルボがピンクの花をたくさんつけていました。初秋のたたずまい。夕暮れが早くなったのも、寂寥感があっていいものです。