午後、新宿の小田急ホテルセンチュリー・サザンタワーの会議室にて第26回SF大賞選考委員会。
紅葉の新宿御苑を見下ろす一室で、熱のこもった討論をしました。個々の作品内容のほかにも、長編に比べ短編集は賞を与えづらいのではないか、長編の力作が期待できる作家に短編集で与えてもいいものかどうかなど、あれこれありましたが、飛浩隆さんの短編集『象られた力』(ハヤカワ文庫JA)に授賞が決定しました。
その他の候補作は次のとおり――
- 『デカルトの密室』瀬名秀明(新潮社)
- 『サマー/タイム/トラベラー1・2』新城カズマ(早川文庫)
- 『パンドラ』谷甲州(早川書房)
- 『老ヴォールの惑星』小川一水(ハヤカワ文庫JA)
選考委員は、笠井潔、神林長平、小谷真理、辻真先、森下。司会進行は日本SF作家クラブ事務局長・東野司でした。
飛さん、おめでとうございます。