雨が降るかもしれないという予報なので、夕方、庭の隅で焚き火。ガーデンシュレッダーにかけなかった大きめの枝を乾燥させていたのです。濡れる前に燃やしてしまおうと思いました。
何度も書きますが、焚き火といっても、七厘に枝を投げ込んでなるべく煙を出さず、ささやかな炎を立ち上らせます。それでも焚き火は焚き火。夕闇の底でチラチラと赤い光を放って揺れる炎を眺めるのは楽しい。
何なんでしょうね、この感情は?
炎が絶えないように世話をしながら、特に何を考えるでもなく座り込んでいる時に湧いてくる、この感情。眺めている自分自身を意識することなく、なんだか炎になりきってユラユラと揺れている……。空っぽだけど、温度も色もあって、揺れる動きに身をまかせているような、心地よい、だけど、どこか切ない感情。