惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

SF大賞・新人賞

2006-03-04 20:21:13 | 日記・エッセイ・コラム

 昨夜は日比谷の東京會舘にて徳間文芸賞(大藪春彦賞・日本SF大賞・日本SF新人賞)の贈賞式&パーティー。

 帰りが終電後になりそうだったので、バイクで出かけました。「夕方から雨か雪の確率50パーセント」という予報。
 家を出る時は曇ってはいたものの、さほど降りそうな雰囲気にあらず。「うまくゆけば、都心で時間を過ごしているうちに雨は通り過ぎるかも」との皮算用だったのですが、新宿を通過するあたりから降り始め、四谷、麹町あたりはかなりの雨。おかげでビショビショになってしまいました。

 とはいうものの、防寒衣を脱げば問題はありません。午後4時からSF作家クラブ総会。新入会員9人を加えて、これで現役200人の大所帯となりました。その後、同じ館内で場所を変えて徳間文芸賞の贈賞式。
 第8回大藪春彦賞は『遠くて浅い海』(文藝春秋)のヒキタクニオさん。第26回SF大賞は『象られた力』(ハヤカワ文庫JA)の飛浩隆さん。第7回日本SF新人賞は『マーダー・アイアン――万聖節前夜祭――』(徳間書店刊行予定)のタタツシンイチさん。

Tobi06  SF大賞の飛さんは「受賞した短編集の作品は、最新でも14年前のもの。とっくに賞味期限切れかと思っていたのに、大賞まで貰ってしまいました。10年間、書かずに苦しい時期もありましたが、これからも書き続けてゆきます」と、受賞の言葉。写真は谷甲州SF作家クラブ会長から賞状を受ける飛さん。
Tatatsu06  SF新人賞のタタツさんは現在40歳だとか。「20年近くコツコツと四畳半で書いてきた人間が突然明るいところに出てきてパニック状態です。今後とも精進を続けてゆきたいと思います」との受賞の言葉を述べられました。写真は同じく谷会長から賞状を受けるタタツさんです。
 なお、受賞の言葉はどちらも森下が聴き取った大意であることをお断りしておきます。

 その後のパーティーではソフトドリンク片手になつかしい人たちと歓談した後、途中で抜け出し、某所で秘密会(というほどでもないのですが……)。
 帰宅は午前2時となりましたが、都心の雨は夕方だけだったようで、帰りは快適でした。