朝は雲が多かったものの、だんだんと晴れ上がり、きれいな青空が広がりました。当然のことながら、その青空には太陽が輝き、地上に日の光が降りそそぎます。
この日の光をなんとかできないものかと思ったのです。
先日、ツバキ(春風)の苗を買ってきて庭の隅に植えたことは、この日記に書きました。植えた場所は南側の塀のそば。隣家の陰になっていて、朝のほんのわずかな時間を除くと、まるで日が射しません。
日陰でも丈夫な種類をということでツバキを選んだのですが、それでも日光があるにこしたことはない。今日のようなよく晴れた日には「ああ、この光をあのツバキにもわけてやりたい」と思わずにはいられません。
今日あたりが締切のはずの原稿があるのですが、そんな思いが頭の隅に湧くと、どんどん頭の中央にまでしゃしゃり出てきて「ああすればいいのじゃないか。こうもできるのではないか」と、いつの間にかそのことばかりを考えているのです。
とうとうたまらなくなって、工作を始めてしまいました。
段ボール紙に銀色のプラスチックシートを貼り付けて横長の反射板を作り、2階のベランダの手すりにしばりつけました。反射板の取り付け角度は手動で調整できるようにしてあります。
これで太陽の光を塀際のツバキに浴びせてやろうという魂胆。
結果は……。
まったくダメというわけではありませんが、思いどおりの成果というほどでもない。プラスチックシートに皺があって乱反射するので、光が散乱します。あまりツバキにまで行きつかないのです。また、太陽はどんどん動くので、しょっちゅう角度を調整しなおさなくてはなりません。風が吹いた時のことも心配。
仕事に集中すべき時に、こんなことをしていてはいけませんねえ。
とはいうものの、どうすれば改善できるか、またあれこれと考えが湧いてきて……。