玄関脇のサザンカは柔らかそうな若葉を広げ、日の光につやつやと輝いています。ただ、一箇所、奇妙に葉の欠けた枝がある。
「まだチャドクガには早いのでは……」
と思いつつ見上げていたのですが、どうも様子がおかしい。1枚の葉が、輪郭がぼやけています。
脚立を持ち出してそばで見てみると、やはりチャドクガでした。幼虫が葉にびっしりと群がり、その毛がはみだして葉の輪郭がぼやけたようになっているのです。
「ひえ~! やばい!」
ということで、退治しました。毛虫用の殺虫剤を吹き付けてから、枝ごと切り取り、ポリ袋に突っ込みました。
まわりをよく見ると、もう1枚、葉の裏側に幼虫が固まっているのが見つかりました。こちらは孵化してまだ間もない様子。
そのまま葉っぱごと取り除きました。これぐらいだと、地面に穴を掘って埋めてしまえばいいようです。
季節がよくなって、心地よいのは人間だけではないようですね。動物たちもいっせいに繁殖し始めてしまいました。
しばらくはサザンカや椿を注意していなければ。
(一応、写真も撮ったのですが、不快に感じられる方もいらっしゃるでしょうから掲載は見合わせることにしました。)