昨日の雨で空気が変わったのでしょうか。朝は心地よいぐらいに涼しく、空には高層雲が。
天気図を見てみると移動性高気圧が西から列島をおおってきています。
一時的に秋めいたようで、ありがたいかぎり。しかし、まだまだ油断は禁物。暑さにそなえて過ごします。
今日の野草はカラスビシャク。サトイモ科の多年草。
別名ハンゲで、7月頭ぐらいによく見られる花となっていますが、今日、家の近くの空き地で見かけたので。
それにしてもおもしろい花の形をしています。サトイモ科特有の仏炎苞。花序の先端がぐんと突き出て外側と一体になって伸びている。
この形を柄杓に見立てての命名ですが、カラスよりもイタチとかウサギとか、小動物が使うのにふさわしいのでは。
仏炎苞のふくらみの下部が少し割れて、中の雌花が覗いています。雄花はこの上の方にあって、外からは見えません。
果実でもむかごでも、根茎でも増えるようで、けっこう手ごわい雑草だそうですが、自分ちの畑では見なかったなあ。