午後、我が街の音楽祭の一環で「森下唯&ピアニート公爵ジョイントリサイタル」。
演奏曲目は次のとおり――
- アルカン:練習曲「鉄道」作品27
- モーツァルト(アルカン編):ピアノ協奏曲第20番 KV466
- 伊福部昭:ピアノ組曲( 盆踊 / 七夕 / 演伶―ながし― / 倭武多―ねぶた― )
- 田中公平 = ピアニート:ガンバスター幻想曲
- 鷲巣詩郎:Quatre Mains―『ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q』より―
- (アンコール――ドビュッシー:月の光)
伊福部さんの曲は初めて聴きました(練習の音は別にして)。
ちょうど岡和田晃編『北の想像力』(寿郎社)を読んだところで、北海道の風土や歴史、とりわけアイヌ文化についての印象を新たにしていましたので、この曲に滲む「寂しさ」がアイヌの祭のそれに通じているように感じてなりませんでした。思わず目頭が熱くなりました。
今日の花はミヤコグサ。マメ科の多年草。
芝生や道端などで、今、花をつけています。
ミヤコグサのミヤコは「京の都」のこと。京都に多かったからだとか。また花の形から「烏帽子草」とも。
日本全国で見られるそうですが、私が気づいたのはほんの数年前。「何の花だろう?」と書いたら、SFの先輩である林さんが教えてくれました。
雑草って、一度、気がつくと、それからはやたらに目につくようになるんですよね。この花もそう。ただ、同じマメ科の雑草であるクローパーなんかに比べると、少ないみたい。外来種に負けているということかしらん。