昨夜は午後6時から、新橋の第一ホテル東京、ラ・ローズの間において、「第19回大藪春彦賞」贈賞式。
受賞されたのは長浦京さん。『リボルバー・リリー』(講談社)が受賞作でした。
選考委員を代表して馳星周さんは、「選考委員の半分以上が来られません。講談社の吉川英二文学賞の発表があり、候補になっている人もいて、そちらに行っています」と前置き。「長浦さんの受賞は満場一致で決まった。飛びぬけていました」と、選考過程を報告されました。
『リボルバー・リリー』は長浦さんの第2作。第1作『赤刃』の後、潰瘍性大腸炎の悪化や大腸ガン発病などがあり、4年3か月の間を置いての刊行だったそうです。「いいものを長く書き続けることで、今回の受賞に応えてゆきます」と、抱負を述べておられました。
馳さんが触れられた吉川英二文学賞。受賞者が宴の途中でアナウンスされました。その時は、よく聞こえなかったのですが、後で知ったところによると新人賞を、『彼女がエスパーだったころ』で宮内悠介さんが受賞されたのですね。宮内さん、おめでとうございます!
写真は我が家の近所の「ハリウッドの桜」。
ハリウッド化粧品の工場に生えていたので、こう呼ばれています。今は大きなマンションの塀際にあり、保存樹木に。
品種は「大寒桜(おおかんざくら)。
今年は割合、早く開花し、気温が低いこともあって長く咲き続けています。
今がほぼ満開ですが、すでに散っている花も。いつも、ひと足早い春を告げてくれています。