惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

『怪星の秘密』

2017-03-30 21:32:17 | SF

 暖かい一日でした。最高気温 17.5℃(隣町アメダス)。

 うれしくて、ひさびさに川崎市の緑ヶ丘霊園へ。ポッカールで坂道を下ったり、えっちらおっちら、上ったり。
 ここには見事な桜並木があります。麓は3分咲きぐらい。20~30メートルぐらい上った丘の上は、ようやく咲き始めた木もありますが、大半はまだつぼみ。
 この週末のお花見はまだ早いみたいですね。来週でないと、見頃にはならないのでは。

 書肆盛林堂〈盛林堂ミステリアス文庫〉より、森下雨村『怪星の秘密』が出ました。

 内容は、「科学小説 怪星の秘密」と「長編冒険小説 西蔵に咲く花」の2編。解説として、横田順彌「森下雨村のジュヴナイル作品のこと」、森下一仁「森下雨村のこと」。文庫判、234頁。表紙の絵は喜国雅彦さんです。

 名前でお気づきかと思いますが、雨村さんは私の親戚。日本に探偵小説を定着させた雑誌〈新青年〉の初代編集長をつとめたり、作家として活躍したりしましたが、晩年は田舎に帰り、すぐ隣の家に住んでいました。
 この本には、雨村さんがまだ〈新青年〉の編集長になる前、大正時代前半に少女雑誌〈少女の友〉に連載した2作品が掲載されています。
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