惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

姫踊子草

2017-03-05 20:15:38 | 草花

 キングスレイ・アボット編『フィル・スペクター読本』(島田愛子+岡村まゆみ訳、シンコーミュージック・エンタテイメント)を読んでいます。とても面白い。
 素材が興味深いせいで、たとえばニック・コーンという人は次のように書いています――

ロック界がまだクルーカットと小奇麗なイタリアン・スーツだらけだった頃に、彼は髪の毛を肩まで伸ばし、フリルやサテンを身にまとい、6インチ(約15センチ)もあるキューバン・ヒールを履き、甲高い声で舌足らずに喋り、金の指輪や安い宝石をじゃらじゃらさせていた。

 1960年、フィルがまだ20歳の頃の話です。まるで、ロックスターのパロディみたいな恰好をしていたんですね。まだロックスターなどというものは、登場してもいなかったのに。
 不良っぽいポピュラーシンガー――例えばエルヴィス・プレスリーは『ウェストサイド・ストーリー』に出てくる青年のような恰好だったし、大半はパット・ブーンみたいに白いジャケット姿でした。
 フィル今は76歳。殺人罪のため医療刑務所に収監されている。
 でも、昔、彼が作ったレコードは凄く良いんだよなぁ。

 今日は暖かくなったので(最高気温 15.0℃:隣町アメダス)、数か月ぶりにポッカールを提げて、近所の坂道を歩きまわりました。

 道端に、たくさんのヒメオドリコ草が咲いている場所もありました。

 シソ科の2年草。葉っぱの色のグラデーションを見ると、シソ科であることがうなずけます。ひな祭りの頃に咲いているのは、うれしい。