なぜか今朝は寝坊して、起き出したのは7時半。
気になるシジュウカラの様子を、私よりも1時間ぐらい前に起きていた家の人に聞いてみると、「姿を見ない。鳴き声も聞かない」とのこと。
そのままずっと気にしていましたが、巣箱のまわりに鳥たちの気配はありません。
どうやら雛たちは皆、早朝に巣だっていったらしい。今朝の日の出は午前4時47分ですから、明るくなってからの時間はたっぷりあったわけです。見届けられなくて、残念。
でも、それからも時折り、視線が巣箱の方に向きます。何の動きも音もない巣箱を眺めて、なんだか寂しい気分に。これも一種の「空(から)の巣症候群」でしょうか。
午後は競馬、天皇賞を観戦。
3000メートルの長丁場をゆったり進むうち、中盤から、先を急ぎたがるキセキが前に出て全体を引っ張る形に。名手・武豊騎手にしても、はやる馬を抑えきれなかったようです。
しかし終盤、最後の直線にかかるともうキセキに足は残っていなくて、後ろからの集団に呑み込まれます。その中からぐんと出たのは、終始、2~3番手の良い位置につけていたスティッフェリオ。トップでゴールに迫ったのですが、外側からフィエールマンがどんどん追い上げて、ほとんど同時にゴールイン。判定の結果、鼻の差でフィエールマンが優勝となりました。
驚いたのは勝利ジョッキーインタビューでのルメール騎手の落ち着いた態度。きわどいレースをものにしたという興奮は感じられなく、勝って当然という口ぶりで、「前の馬が頑張ってくれましたので、ゴールまでファイトしなけれねばなりませんでした」と、ちょっと手こずらされた、とでもいったふう。
でも、スティッフェリオの健闘は光りましたね。
それにしてもフィエールマンは昨年に続いて春の天皇賞連覇、ルメール騎手は春秋天皇賞4連覇という偉業。おそれいりました。
私の馬券は……聞かないでください。