昨日と同じように、曇天から時おり霧雨が降ってくる、肌寒い一日。
最高気温 13.4℃(隣町アメダス)は作物の生育に影響がありそうな低温です。春からのお天気はちょっとおかしい。
庭で鉢植えのコボウズオトギリに花が咲いています。
オトギリソウ科オトギリソウ属の小低木。たぶん小鳥が種を運んでくれたのだと思いますが、芽生えて3年か4年目。まだ30センチほどしかありませんが、一昨年ぐらいから花が咲くようになりました。
最初は「何だろう?」と思いました。花だけ見るとビヨウヤナギに似ていますが、ずっと小さい。知り合いからネットで名前を教えてもらった時には、「え? オトギリソウって草じゃなかったっけ」と戸惑いました。
普通のオトギリソウは多年草なのですが、仲間には灌木になる種類もあるんですね。ビヨウヤナギはその一種。キンシバイも。
「弟切草」という怖い名の由来は、「この草を鷹の傷を治す秘薬としていた鷹飼いが、その秘密を漏らした弟を斬ったという伝説による」ということです(『山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花』)。
コボウズオトギリはヨーロッパ原産だとか。
たくさんのオシベが目立ちますが、花の後は中央の子房がよく目立つ赤い実になり、やがて黒くなってゆきます。
これから先もずっと楽しめる、うれしい植物。