今月11日の日記に、トウモロコシの雄穂(ゆうほ)が出始めたことを書きました。
あれから18日経ち、雌穂(しほ)もそろそろ出てきて、受粉成功を祈っているところですが、今年はうまくゆきそうな予感が。
というのも、雄穂の勢いがよくて一つの株の頂上に何本も形成されており、そのどれからも花粉がわんさと降り注いでいるから。
葉の上にたまった「粉」がすべて花粉です。少し雄穂を揺らすと「バサバサ」という感じで花粉が落ちてきます。
今までは作り方が下手で、雄穂が貧弱だったのです。同様に雌穂も貧弱で、うまく実が育ちませんでした。
今年は教科書どおりに元肥を効かせ、追肥も施したので良い結果が生まれそう。今のところは楽しみです。
〈小説推理〉7月号が発売になりました。担当のSFレビューで次の4冊を取り上げています――
- 呉明益『複眼人』(小栗山智訳、KADОKAWA)
- ロバート・シルヴァーバーグ『小惑星ハイジャック』(伊藤典夫訳、創元SF文庫)
- 大森望責任編集『NOVA 2021年夏号』(河出文庫)
- 日本SF作家クラブ編『ポストコロナのSF』(ハヤカワ文庫JA)
『複眼人』は台湾現代作家の海洋ファンタジーというか、近未来SFでもある。台湾民族から西欧、地球全体へと、広い視野をもつ作品です。