惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

オールタイム・ベストSF

2005-12-24 20:19:00 | 本と雑誌
 〈SFマガジン〉のオールタイム・ベストSFアンケート。あまり悩んでもしょうがないので「えいやっ」と決めて投票しました。作品のベスト5は次のとおり――

●国内長編
  1. 『復活の日』小松左京
  2. 『パプリカ』筒井康隆
  3. 『果てしなき索敵』谷甲州
  4. 『神狩り』山田正紀
  5. 『戦闘妖精・雪風』神林長平

●海外長編
  1. 『最後にして最初の人類』オラフ・ステープルドン
  2. 『ソラリス』スタニスワフ・レム
  3. 『闇の左手』アーシュラ・ル・グィン
  4. 『スローターハウス5』カート・ヴォネガット
  5. 『スノウ・クラッシュ』ニール・スティーヴンスン

●国内短編
  1. 「おーい でてこーい」星新一
  2. 「遠い座敷」筒井康隆
  3. 「グスコーブドリの伝記」宮沢賢治
  4. 「脱線! たいむましん奇譚」横田順彌
  5. 「緑の時代」河野典生

●海外短編
  1. 「太陽系最後の日」アーサー・C・クラーク
  2. 「溺れた巨人」J・G・バラード
  3. 「しあわせの理由」グレッグ・イーガン
  4. 「伝道の書に捧げる薔薇」ロジャー・ゼラズニイ
  5. 「終りの日」リチャード・マティスン

 どういう規準で選んだのかと問い質されると「ムニャムニャ」となってしまう。気分で、としかいえない部分もあります。たとえば、前回(1998年)に挙げた作品(といっても記憶は曖昧ですが)は、今回、なんとなくパスしてしまいがちとか。
 たった5作しか挙げられないので、あの作品にもこの作品にも申し訳ないことをしてしまった気分です。

 夕方、自転車で昨日とは別のホームセンターへ。もしや、防寒ソックスの適当なのがありはしないかと期待して出かけたのです。
 大正解。家内のためにちょうどのが見つかりました。
 買って帰って渡すと、さっそく履いて「ぬくい! ぬくい!」と喜んでおります。良いクリスマスプレゼントになりました。


品切れ

2005-12-23 22:37:24 | 日記・エッセイ・コラム

 本日、OCNのブログはメンテナンス工事のため、ずっとアクセスできない状態が続いていたようです。戸惑われた皆さん、どうもすみませんでした。
 当初は午後1時くらいに工事終了の予定だったのが、夜の10時過ぎまでかかったみたい。これ、プロバイダーの失態ですよね。

 〈SFマガジン〉が来年4月号で通巻600号となるそうで、そのための記念企画「オールタイム・ベストSF」アンケートに答える準備を、午前中いっぱいかけて。
 長編・短編・作家、それぞれ海外と国内のベスト5を選ばなければなりません。記憶をさぐってゆくと、ぞろぞろと候補が出てきて、絞り込むのは至難の技。明日までにはなんとかしなければ。 投票は明日(24日)までだそうですので、まだの方は急いでくださいね。詳細はこちら

 夕方、またしてもホームセンターへ。
 昨日、私が防寒ソックスを買ったのを見て「寒がりね~」と笑っていた家内が、ちょっと試しに履いてみてその威力に驚いたのか「私も欲しい」といいだしたのです。
 確かに台所仕事をする際など、ぶ厚いソックスの上にスリッパを履いたりするよりはずっと機能的で具合がいいと思う。
 「よし、買って来てやる」と請けあって出かけたのですが……結果は×。売り切れていました。
 昨日はまだたくさんあったのに……。サイズが22~23センチというSサイズが相当数、それに25~26センチのLサイズが1足だけ残っていましたが、肝心のMサイズはすっからかん。この手のグッズの需要は大きいのだなあと、あらためて驚いたものです。


ハイテク靴下

2005-12-22 21:03:45 | 日記・エッセイ・コラム
 寒い。午前中はさほどでもなかったのですが、午後になると空は鼠色の雪雲に覆われ、ゴーゴーともの凄い風が吹きまくりました。
 それでも、吹雪で停電しているところがあることを思えば、文句はいえません。

 夕方の散歩はダウンジャケットに身を固めて。
 フードがついているのに感謝。冷たい風が当たる頬だけが冷たく感じます。

 途中でホームセンターに寄って、またも防寒用品を衝動買い。家族に笑われましたが、北風が悪いのだ!

 今日、買ったのは「クロロプレーン靴下・つま先HOT」という、ウェットスーツ素材を使用した靴下。作業用スニーカーなどを履く際に、ソックスの上に重ねて着用するのでしょうね。
 これを外だけでなく、室内履きとしても使おうという心づもり。
 帰宅して履いてみたら、本当に温かい。バイクに乗る時にはピッタリでしょうが、室内だと足先が汗ばむかも。霜焼けにならないよう、注意が必要かもしれません。


焚き火

2005-12-21 20:26:17 | 日記・エッセイ・コラム
 雨が降るかもしれないという予報なので、夕方、庭の隅で焚き火。ガーデンシュレッダーにかけなかった大きめの枝を乾燥させていたのです。濡れる前に燃やしてしまおうと思いました。

 何度も書きますが、焚き火といっても、七厘に枝を投げ込んでなるべく煙を出さず、ささやかな炎を立ち上らせます。それでも焚き火は焚き火。夕闇の底でチラチラと赤い光を放って揺れる炎を眺めるのは楽しい。

 何なんでしょうね、この感情は?
 炎が絶えないように世話をしながら、特に何を考えるでもなく座り込んでいる時に湧いてくる、この感情。眺めている自分自身を意識することなく、なんだか炎になりきってユラユラと揺れている……。空っぽだけど、温度も色もあって、揺れる動きに身をまかせているような、心地よい、だけど、どこか切ない感情。


少女マンガ

2005-12-20 20:30:29 | アニメ・コミック・ゲーム
 昨日の話の関連で、少女マンガについて。

 大学生時代は〈ヤングコミック〉などの青年マンガと一緒に少女マンガも読んでいました。購読していたのは〈月刊セブンティーン〉〈別冊りぼんコミック〉など。水野英子さんの『ファイアー』が連載されていた頃で、一条ゆかりさんなんかが登場してきてましたっけ。
 で、私のお気に入りは、昨日も書いたように西谷祥子さん、大島弓子さん。ほかには萩尾望都さん、樹村みのりさん(「病気の日」が特に好きでした)。
 あ~、こんなこと書いていると凄く恥ずかしいけれど、反面、うれしい気持ちもフツフツと……。

 学生時代はボロアパートにひとり住まいでしたが、ある時、上京してきた田舎の叔父が同行の町長さんと一緒に部屋へやってきたことがありました。その時、見た部屋の中の光景がよほど印象的だったのでしょう、町長さんにはそれから会うたびに「キミの部屋は女の子のマンガばっかりだった」といわれました。

 少女マンガを読むようになったのは、たぶん〈COM〉に矢代まさ子さんの作品が載っていたから。日常をていねいに描く作風を見て、少女マンガの可能性を知りました。
 SFを読みながら、日常の細かな手触りの大切さを考えていたんでしょうかねえ~。奇妙な大学生時代だったかもしれない。