自動車での行程で、往路は、所沢～飯能を抜け国道299号線を使って秩父へ。秩父を通過後もそのまま299号線をたどって群馬との県境にある志賀坂峠を目指しました。途中はなだらかな谷間の田舎道ですが、山に入ると九十九折れの急坂に。志賀坂トンネルの手前で林道に進入し、これまた九十九折れの急坂をさらに登ります。
最高地点は八丁峠下のトンネル入り口そばにある駐車場。ここは両神山（1724ｍ）への登山拠点になっていて、駐車場には尾根伝いに両神山を目指したらしい登山客の車が停まっていました。ここまで自宅から、昼食休憩をはさんで約５時間の行程。奥秩父は遠いですね。
さて、肝心の紅葉ですが、麓ではまだコスモスが咲いていたりして紅葉には早い感じでしたが、標高1300メートル付近のこのあたりまで登ると山肌は見事に色づいています。尾根の北側斜面の綾錦が特に素晴らしい。カエデ、ウルシ……それにカラマツでしょうか、針葉樹も色鮮やか。林道に覆いかぶさる木々の葉も朱色や黄色に染まっていて、明るい色のトンネルの中を走る風情が楽しめます。道は狭いし、曲がりくねっているし、落ち葉が散り敷いているし……ほとんどペーパードライバーといっていい私にはドキドキの運転でしたが、その甲斐はありました。
渓谷の紅葉も見事だということでしたが、今はまだ時期が早く、明日からの連休は、関東地方で紅葉を楽しむなら1000メートル以上の山に出かける必要があるのではないでしょうか。
復路は、行きに時間がかかったので高速を利用したのですが、これが大失敗。中津川から下って主流の荒川沿いの国道140号線を通り、花園インターから関越にのったのですが、所沢あたりで事故があったとかで大渋滞に巻き込まれ、練馬インターにたどりついたのが午後８時近く。空腹と疲れでクタクタ。エライ目に遭いました。
でも、まあ所期の目的の紅葉見物は果たしたので「良し」といたしました。