惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

桜花賞

2008-04-13 20:01:59 | 競馬
 私が選んだ馬は5着、6着どまり。難しいレースでした。
 優勝したレジネッタこそ半馬身抜け出していましたが、その後の7~8頭の馬群は団子状態でしたもんね。どの馬が入賞しても不思議ではなかった。

 それにしても、3連単は700万円ですか。
 穴馬券が出るたびに思うのですが、こういう数字の並びを買うのは、どういう根拠があってのことなんでしょうか。よーーーく馬を見て、確信を持って買うわけじゃないんじゃないかな。誕生日だとか、好きな数字だとか、馬とは関係ないところから選択するとしか思えません。

 勝った人は、帰宅する時、札束を運ぶのが大変だろうなあ。
 以前、多摩川の競艇場近くのサイクリングロードを走っていた時、レース帰りのオジさんが無造作に腹巻に突っ込んだ札束を勘定しながら歩いているのを見たことがありますが、あれはあれで危険だと思いますよ。


金瘡小草

2008-04-12 20:21:50 | 草花
 古い話題で申し訳ないのですが、先日、テレビでやっていたものまね番組を観ました。
 コロッケの芸を観たくて録画しておいたのですが、ほとんどのものまねが私には理解不能。知らない人のものまねらしきことを、知らない人がやっている――としかいいようがないのです。参ったなあ。
 これらをきちんと理解し、楽しむためには、日頃からテレビの娯楽番組を熱心に視聴し、知識を身につけておく必要があるのでしょうね。予習が必要なんだ。
 林家三平をやったコロッケは、まずまずでした。でも、実物を知っている世代としては、いまひとつもの足りないかな。コロッケらしいデフォルメもなかったし。

Kiranso0804  今日の野の花はキランソウ。昨日のカキドオシと同じくシソ科の多年草。花は1センチ弱。特に薬効があるという記述はありません。
 この写真ではわかりませんが、花の中にはたくさんのアリが入り込んでいました。

 漢字表記「金瘡小草」が不気味ですね。これをキランソウと読むとは。
 手持ちの図鑑には「名の由来は不明、漢字表記は中国名による」とあります。謎だらけ。

 別名はジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)。地面に這いつくばって広がってゆくことからの連想でしょうか。地面から剥がすと下に何かが覗いていそうで、これまた、かなり怖い。


垣通

2008-04-11 21:06:27 | 草花
 昨日は雨が降って寒く、今日は晴れて暖かい。何の間違いもないんですけど、でも、あまりに寒暖の差が激しくて戸惑ってしまいます。ソックスの厚さを変えたり、ひざ掛けをしまったり出したり。あただしいことです。

Kakidoshi0804  今日の野の花はカキドオシ。シソ科の多年草。花の大きさは1センチほど。写真のように2つ並んで花がついていることが多いようです。
 舌状花で、やたらに下唇が大きい。オオグチボヤに似ている、といったら花に叱られるかしら。

 漢字表記の「垣通」は、花後に茎が長く伸びて垣根を突っ切ってしまうほど勢いが良い、というぐらいの意味合いだそうです。
 別名「疳取り草」。虚弱体質の子どもの疳を治す強壮剤になるからだとか。事典に載っている薬効は、他に、皮膚病・糖尿病・腎臓炎・腎臓結石・腎炎・膀胱炎・黄疸など。凄いんです。

 そういえば、ペパーミントはこの草の仲間。カキドオシも草や茎を揉むと良い香りがすると書いてありました。今度、試してみよう。


プリンタ買い替え

2008-04-10 20:35:05 | デジタル・インターネット
 パソコンのプリンタを買い換えました。新しい機種はキヤノンのⅰP4500。文書を印刷することが多く、でも、たまには写真もプリントしたい、というような用途にはまずまずの選択ではないでしょうか。

 古いプリンタ――BJ F850は、9年あまり使ってきて、最近、文字の滲みがひどくなっていました。いくらヘッドのクリーニングをやっても、さほど改善されない。今更ヘッドの交換をするよりは、いっそ買い替えた方がましと判断してのことだったのですが、新しいプリンタを設置して、さて、古いやつをどうする?

 最初は粗大ゴミ(プリンタはリサイクルの対象ではないのですね)にでも出すかと思って、いったん玄関先まで持ってゆきました。
 しかし、考え直したのです。「インクを使い切ってからでもいいのではないか」と。
 文字が滲むとはいえ、書いた原稿をプリントして推敲したりするぶんには十分です。反古に印刷する際も、気を使わずにすみます。

 というわけで、またパソコンの脇に戻して、間に合わせの台の上にセットし直しました。
 しかし、プリンタ2台並べると場所を取りますなあ。

 朗読で楽しむ「セロ弾きのゴーシュ」
 この童話、最後のゴーシュの言葉に私は弱いんです。何度、読んでも(聞いても)泣いてしまいます。
 参るんですよねえ。でも、大好き。


紫鷺苔

2008-04-09 20:42:24 | 草花
 野川を散歩していて、ツバメを見かけました。今年、初めて。
 たぶんもう少し前から飛来していたのでしょうが、まだ数は少ないようですね。
 この鳥を見かけると、水田の作業が始まる時期なんだなあと思います。

Murasakisagigoke0804  でも、写真はサギ――といっても、地面に生えているムラサキサギゴケです。
 ゴマノハグサ科の多年草。草っぱらに生える雑草です。花そのものは1センチぐらい。こういうふうにたくさん咲いていると風情があります。
 同じ仲間のトキワハゼの方が、より身近に見かけるかもしれません。

 〈遊歩人〉4月号が出ました。担当している書評欄で次の4冊を取り上げています――

  • ガブリエル・ウォーカー『大気の海 なぜ風は吹き、生命が地球に満ちたのか』(渡会圭子訳、早川書房)
  • 小松左京『小松左京自伝――実存を求めて』(日本経済新聞出版社)
  • 浅暮三文『広告放浪記』(ポプラ社)
  • 河合香織『誘拐逃避行 少女沖縄「連れ去り」事件』(新潮社)
 小松左京さんの『自伝』は、日経新聞「私の履歴書」に加筆したものを第1部とし、〈小松左京マガジン〉連載の「自作を語る」を第2部としたもの。特に後者を読んでいて「う~む、なんて凄い人なんだろう!」と唸ることが多かった。なんというか、思考が実に壮大で、それでいて肌に感じるようなロマンチシズムに溢れているんですよ。前からわかっているはずなのに、また改めて感じ入りました。