惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

ライ麦畑を通りぬけ

2009-01-16 20:35:04 | 音楽
 我が家の居間ではラジオのFM放送が流れていることが多いのですが、今朝、クラシック音楽の番組で「ライ麦畑を通りぬけ」という曲がかかりました。イギリス民謡という紹介つき。
 これ、日本では「夕空晴れて秋風吹き~♪」と歌われている唱歌の原曲なんですね。知らなかったなあ、こんなタイトルだとは。

 で、家族で盛り上がったのは、この「夕空晴れて~♪」の正しいタイトルが何か、という問題。
 ある者は「故郷の人々」といい、またある者は「故郷を離るる歌」といい、「故郷の空」だという者もいる。

 正解は「故郷の空」。
 「故郷の人々」はフォスターの「スワニー河」の日本語訳。「故郷を離るる歌」はドイツ民謡。「園の小百合、撫子~♪」というやつですね。歌詞がとても寂しい。

 考えてみれば、故郷を思う歌は多い。「故郷の廃家」などという、これまた寂しい歌詞の曲もあります。「幾年、ふるさと来てみれば~♪」と始まり、作曲はアメリカのヘイスという人だとか。

 きわめつけはやはり「兎追いし~♪」の「故郷」でしょう。
 実はこの歌、『日本沈没第二部』で使いたかったんですね。でも、思いついたのが校了後だったので、谷甲州さんに提案することができませんでした。消えてしまった日本列島を思って「兎追いしあの山、小鮒釣りしかの川~♪」と歌う……とても良いシーンになったのにと、今でも自分の頭のめぐりの悪さを呪いたくなります。


湧き水

2009-01-15 20:22:56 | ポッカール
 夕暮れ時、野川公園へ出かけてポックウォック(ボッカール&ウオーキング)。
 寒さのせいでしょうね、園内は人影があまりありません。犬の散歩の人たちは、いつも通りやって来ているようですが。

 土の道の部分は連日の霜柱のせいでグチャグチャになっています。これではポッカールを走らせることはできません。
 でも、ソシンロウバイは今が満開。爽やかな香りを漂わせていて、良い気分。

 練習の後、ボッカールのタイヤを洗うことにしているのですが、北園にある湧き水の流れる小川だと水が温かく感じられます。水飲み場の水道水よりもぐんと楽。
 日没が日に日に遅くなっているので、照明のない北園もだんだんと利用できる時間が伸びてきました。これからは湧き水で車輪を洗うことにしよう。


耄碌

2009-01-14 20:14:34 | 日記・エッセイ・コラム

 本を読んでいたら「楔」という字が出てきました。
 「この字は知っている。読めるはず」
 だけど、その言葉が出てこないのです。「きつ」という音読みは思い出せる。しかし、訓読みが……。

 意味もわかって、▽の形とか、木材や石の割れ目に打ち込む用途とかも知っている。ただその言葉が……。

 老化現象ですね。耄碌しているんですね。
 固有名詞はずっと以前から出てこないことがあったし、もう慌てませんが、普通名詞だとやばいのでないか。脳の回路が目詰まりしている感じ。

 漢和辞典を引けば、すぐにわかることなのですが、それも悔しいのでそのままにしていたら、しばらくしてポコッと「くさび」という言葉が浮かび上がってきました。良かった。

 今、思うと「楔形文字」という四文字熟語を想起すればよかっんですね。「せっけいもじ」とも「くさびがたもじ」とも読むことを思い出して正解にたどり着けたような気がします。
 もの忘れの解消は、いくつもの経路からたどれるようにしておくこと。人の名前も、それと関連するものを色々と思い浮かべ、名前にくっつけておけば、少しは思い出しやすくなります……なるはず……はずなのですが……。


黒川の里

2009-01-13 20:58:51 | ポッカール
 再び「多摩よこやまの道」まで出かけ、ポッカール&ウオーキング(以後は「ポックウォック」と呼びたいのですが、わかってもらえるかしらん)。

 今日は前回より少し足を伸ばし、エコプラザ多摩(資源ゴミの集積・選別所ですね)裏から南へ下って、川崎市麻生区黒川の里を訪ねてみました。
 ここらあたりは10年以上前、マウンテンバイクに凝っていた頃によく来た所。「マムシに注意」などという立て札に肝を冷やしながら、丘陵の小道を登り下りしたものです。またこうやって、ポッカールを走らせたり、歩いたりすることになろうとは……感慨無量。山里といっていいような風情のある農村風景画広がっています。

 ところで、黒川への道を少し間違え、散策路から外れて川崎市の水道配水池へ出たところ、門から一般道までの400メートルほどが閉鎖された舗装道になっているのに気づきました。人や自転車は通っていいけど、一般の自動車は通れないのです。しめしめと思い、思いっきりポッカールを楽しんできました。

 今日の全行程はアップダウンのある道を往復して約7キロ。所要時間は40分ほどですから、ポッカールを利用するとかなり早い移動が可能なことがわかります。

 それにしても尾根道から富士山を望む西の空の夕映えの見事だったこと。デジカメを忘れていったことが悔やまれました。


土づくりの準備

2009-01-11 20:15:13 | 園芸
 今日の中京競馬場・名鉄杯、1着ニシノナースコール、2着メイショウサライ。1点予想でピッタリでした(といっても投票券は買っていません、予想のみ)。幸先の良い出足……かな。

 夕方は自転車でホームセンターまで。
 油粕と苦土石灰、それぞれ5キロずつを買ってきました。寒肥および土壌改良用。

 カレル・チャペックが『園芸家12カ月』で書いていますが、冬の土仕事は結構多いのです。この先1年の準備ですね。そして、それが楽しみでもあります。

 ベストSF2008投票募集中です。