今日も爽やかな梅雨の晴れ間。先日、深大寺裏の雑木林のあたりでカッコウの鳴き声を聞きましたが、こんなお天気にはよく似合いそう。
今日のステレオグラムはウサギイチゴ。
本当はヘビイチゴですが、以前に花の写真を載せた時にもいったとおり、この植物は名前でずいぶん損をしています。可哀想なので、個人的にウサギイチゴと呼んでみることに。
艶やかな赤い球体にびっしりと赤い爪のようなものが生えています。
普通のイチゴも同じですが、丸い実のようなところは「花托」もしくは「花床」といって、がくや花びら、メシベ、オシベなどを支える土台の部分。花が終わり、実が熟してくると大きく膨らみ、赤く色づくのですね。小さな爪のような部分が、乾燥して果実になるのですが、目立たなくて動物に食べられないので、花托が派手になったのでしょう。もちろん、人も食べられます(美味しくはありませんが)。
ウサギイチゴ――じゃなかった――ヘビイチゴを、どうぞ可愛がってやってください。