梅雨の晴れ間の一日。気温も少し上がりました。
今、たくさん花をつけているのがドクダミ。ドクダミ科の多年草です。同科にはほかにハンゲショウがあります。
花は中央の黄色い穂の部分。多数が集まっています。花びらのように見える白いのは花を支える苞。ドクダミのようにたくさんの花が集まったものは、苞もまとまって総苞を作っています。1枚1枚を総苞片というそうです。
この時期、満開になっているヤマボウシの花も、白いのは総苞片なのだそうです。
人によっては悪臭と感じる特有の匂いのもとはデカノイルアセトアルデヒド。抗菌効果があり、ドクダミに重要な薬効をもたらしています。
日本に生えるドクダミは3倍体で、受粉なしで結実する単為生殖生物だということです。
ドクダミも色々とおもしろい。
写真中央下部の花は虫に齧られていますね。臭い葉っぱは苦手でも花は美味しいと思う虫がいたのでしょうか。