惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

野菜談義

2021-05-15 21:27:56 | 市民農園

 ほぼ一日、家で原稿を書いていました。
 遅々として筆(キータッチ)は進まず。困ったもんです。

 夕方、気分転換を兼ねて市民農園へ。
 自分の畑を見た後、水遣りをしていた別の区画の人と挨拶がてらの野菜話。

 その人は今回が初めてらしく、でも、きれいに畝を立てて枝豆や落花生、さつま芋などを植え付けています。
 それでも植えた苗に勢いがないことが気になるようで、「三鷹の緑化センターで見た苗は大きくて立派でしたけど……」と、ホームセンターで買った自分の苗の弱弱しさを嘆いています。

 確かに、苗は店によって大きさも値段も違うので戸惑うんですよね。私の場合、ほとんど自分で苗づくりをするようになって、それにはこだわらないようになりました。
 というか、こだわってもしょうがない。種蒔きの時期によって、用土によって、気温や日照によって、苗の育ち具合は違ってきます。すべてをコントロールできるわけではないので、育っていればそれでいいやという境地に達しました。

 そんなことを話しているうちに時間が経ち、夕食に間に合わなくなって、急いで帰宅。
 午後9時になった今は原稿の仕上げをなんとかしようとしているところ。


支柱立て

2021-05-14 20:52:45 | 市民農園

 トマトの支柱を立てました。

 垂直緊縛仕立ての「道法スタイル」にしたので、支柱はトマトの植え際に刺しました。地面の下には根があり、ブチブチと切りながら刺さってゆく感触がありました。これでいいのだと道法さんは言ってます。よければいいんだけど……。

 トマトは3種類。

 手前右側は「冬越しアイコ」。
 昨秋、畑の隅で芽生え、ポットに植え替えて室内て冬を越し、この3月にはプランターに定植して今は実をつけているアイコの脇芽を育てた苗です。今年も秋に芽生えさせてみるつもり。

 手前左側は品名不詳のミニトマト。
 数年前に農家の苗を買い、自家採取しながら育てつづけています。丸い実がたくさん採れます。

 その奥には「アロイトマト」を5株。
 パブリックドメインの大玉品種です。種は野口種苗から購入しました。
 もとは桃太郎なんだそうで、桃太郎はF1なので種子をとっても同じものは育たないはずなのに、岐阜のコックさんがしつこく育てつづけて1999年に固定したという伝説のトマトです。詳しくは野口種苗のこのページを。

 各株の間にはバジルを植えてあります。

 このラインアップが、肥料なしの道法スタイルでどのように育ってくれるのか。
 期待と不安の、この夏のトマト栽培であります。


「はげしい雨が降る」

2021-05-13 20:42:29 | 

 朝からしとしと小雨の一日。
 これはもう梅雨の走りですね。梅雨入りも1週間から10日ぐらい早まりそうな予感。今年の梅雨はどんな降り方になるのでしょう?

 仕事の関係もあって、ボブ・ディランの「はげしい雨が降る」を聞きました。

 ディランのごく初期のこの名曲が呉明益『複眼人』(小栗山智訳、KADОKAWA)の巻末近くに登場したのには驚きました。
 登場人物たちが歌うのですが、最初は「なぜこの歌が?」と思ったものの、間もなくして、この作品にぴったりだと思えてきました。もしかすると、呉明益さんは書いていて、この歌からもインスピレーションを得たのかもしれません。
 幻想的、黙示録的なこの歌と、小説とはよく響き合っています。

 これから書評を書くつもりなので詳しくは書きませんが、『複眼人』が2011年に発表さたのは何か運命的なものがあったように思えてなりません。もちろん、作者は執筆中に東日本大震災のことを予感していたわけではないでしょうが。


ブラシの木

2021-05-12 21:01:57 | 園芸

 田舎から青梅が届きました。
 段ボール箱にいっぱい。ほぼ10キロあります。

 送ってくれた従姉に電話し、「いっぱい送ってくれたねえ!」とお礼を言うと、「ワッハッハッハ!」と大笑いした後、「困っちゅうろう?」と言ってまた笑います。

 豊作だったので思いっきり詰めてくれたらしい。
 高知の女は「わきまえない」人ばかりですからねぇ。

 一部、息子のところにも届け、後は家の人が処理に大奮闘。梅仕事は大変です。
 私も梅酒用のホワイトリカー買い出しのお手伝い。

 その途中、ブラシノキが花盛りのお宅の前を通りかかりました。

 フトモモ科 / マキバブラシノキ属の高木。原産地オーストラリアおよびニューカレドニア。明治時代中期に日本に輸入されたそうです。

 梅はとりあえず、梅酒、ピクルス、ジャムに加工されましたが、あとはまだ考慮中だとのことです。
 今夜、家の中は梅の香りに満ちています。


雄穂

2021-05-11 21:06:26 | 市民農園

 トウモロコシに雄穂(ゆうすい)が出てきました。茎の先端、葉の影から顔を覗かせています。

 トウモロコシは1つの株に雄花と雌花がつきます。雄花は先端に。雌花は茎の途中に腕を突き出すように。
 雄花の花粉が雌花のめしべに付いて実ができるのですが、自家受粉にならないよう、別の株の花粉で受粉させるのが良いようです。

 私が悩んでいるのは、このタイミングで追肥を行なうかどうか。

 1回目の追肥は草丈が40~50センチの頃、葉が5枚出たあたりで施しました。
 2回目を行なうかどうかは、ものの本によって違うんですよね。雄穂が見えた時点でやるという本もあれば、何も記してなくて、たぶん必要なしと思われる本もあります。また、ツイッターでアドバイスしてくださった方によれば、実がついた頃(雌穂が膨らんだ頃?)に施すのもありだとか。

 うわ~ん、むずかしい!
 とりあえず、ミミズ堆肥を根元に入れてみました。効果がゆるやかなので、やったのとやってないのとの中間みたいなところだと思います(^^;