惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

味噌漉し記念日

2021-05-10 20:55:51 | 園芸

 1年前の今日、私は「味噌漉し」を発見し、イチゴをネズミから守る最後の手段として防護用具を作成したのでした。

 当日のブログには、次のように記してあります――

そろそろシーズン終了とはいえ、残るわずかなイチゴをネズミ(?)から守りたい。これまでネットで囲ったり、台の脚にネズミ返しをつけたり、ビニールシートでプランターを包んだりしたのに、ここで退いてなるものか。

 ああ、今、思い出しても腹立ちと情けなさとが入り混じった気持ちが胸に蘇ります。
 実るイチゴをことごとくネズミに齧られた悔しさ。対策をどう立てればいいか、途方に暮れそうな絶望感。なんとか障害を撥ねのけたい意地。そんなものが渦巻く日々を過ごし、ついに100均で「味噌漉し」なるものと出会ったのでした。

 これなら何とかなるかもしれない。ホームセンターやスーパーの荒物売り場をさまよったあげくの光明でした。

 で、昨シーズンの終わりになって明るい見通しを得ることができ、今シーズンは実ったイチゴをすべて、房ごと味噌漉し防具で覆ったのです。
 その結果、この春は1個も被害に遭うことなく、イチゴを口にすることができました!

 味噌漉し、万歳!

 〈頌歌〉
 きみこそが 庭の苺の守り神 5月10日は 味噌漉し記念日


芽生え

2021-05-09 20:17:42 | 園芸

 芽出しを試みていた「とちおとめ」の種。今朝、小さな双葉が出ていました。

 イチゴ苗は基本的にはランナーの節から出た新しい芽を育てます。親の一部を新しい株にするので、クローン苗ですね。
 一方、種から育てることもできます。
 種とは、つまり、イチゴ表面の粒々のこと。今回、その方法も試してみようと思ったのでした。もしかすると、一緒に育てている「東京おひさまベリー」と交雑しているかもしれませんが。

 イチゴの種は、本来は一度寒さの中で休眠させないと発芽しづらいようですが、知らずにそのまま湿った床の上に置いていました。上にティッシュペーパーを1枚かけて乾きにくくし、時々、水を足しながら10日間。とりあえず1つだけ、芽が出てくれました。

 いつも思うことですが、植物の幼い芽は可愛いですね。見ていると幸せな気分になります。

 ピンセットでつまみ上げると根が1センチ近く伸びていました。ポットに移して育てようと思います。


孤独

2021-05-08 21:03:07 | 国際・政治

 朝から晴れて最高気温 25.6℃(隣町アメダス)。この先数日はこんなお天気のようで、植え付けにはもってこいです。

 ということで、ベランダのコンテナにクインシーメロンの苗を植えました。

 数年前に市販の実を食べた際に種を採り、植え継いで3年目かな。良い苗が育つようになりました。
 とりあえず2株植えたのですが、1株に1個実れば十分と割り切っています。

 「孤独な人とは誰か」という問いが政府内で取りざたされているらしい。

 今年2月、内閣官房に「孤独・孤立対策担当室」が設置され、孤独や孤立による個人や社会の問題に取り組むことになっています。世界では英国に次いで2番目だとか。担当大臣は坂本哲志1億総活躍担当相が兼務。

 毎日新聞の本日付朝刊によれば、年度内に全国調査を実施して、国内の孤独・孤立の実態を把握する予定だそうですが、その際、問題になるのが上記の問い。
 つまり、「孤独」をどう捉えるかは人によってさまざまで、孤立無援の状態で途方に暮れる人もいれば、「おひとりさま」状態を楽しむ人もいる。問題となる「孤独」をどう定義するかが難しいというのです。

 坂本担当相は「寂寥感を伴う主観的な感情」を「孤独」と位置づけており、また公衆衛生学などでは各人への調査をもとにした客観的指標もあるそうです。

 むずかしい問題ですが、哲学や文学の分野では「孤独」は必ずしもネガティブな感情ではなく、向き合うべき必要なものだと捉えることも多いですね。つらいけれども、そこから生きることの意味を見出すことが可能だ、と。
 一方、社会的、政治的な問題として対処しなければならない悲劇の源泉でもあるわけで、議論のしがいがあるテーマだと感じました。コロナ禍の今日ではなおさら、といっていいかもしれません。


空の巣

2021-05-07 20:40:49 | 野鳥

 昨夜は「ZOOM一の日会」。古くからのSF仲間とオンラインで語り合いました。

 さかのぼって午前9時頃。庭木にかけた巣箱からシジュウカラの雛たちが巣立ってゆきました。
 少なくとも6~7羽はいたと思うのですが(家の人を呼びに行ってて確認できませんでした)、次から次へと飛び立ち、あれよあれよという間の出来事。動画をこちらからご覧ください。

 で、今朝も起きて居間のカーテンを開けると、つい枝にかかった巣箱を見てしまいます。
 ひっそりと静まりかえった様子になんとなく寂しいような、詰まらないような気持ちになります。「空の巣症候群」なんでしょうね。

 家の人の話では、その後、シジュウカラのつがいが巣箱にやって来たのだそうです。
 一羽は嘴に餌の虫を咥えていたとか。そして、空の巣に戸惑った様子で、巣箱の前で頭をしきりに上下させていたとか。
 親鳥たちも何か勘違いしていたのでしょうか。想像するだけでも、不思議な光景。

 お昼前に巣箱を下ろし、中を確認。

 底には厚く苔が敷かれ、中央が窪んだきれいな巣ができています。雛のものでしょうか、柔らかそうな羽毛が少し。
 卵の殻や糞はなく、いつものことながら、親鳥がきれいにしていることに感心します。清潔でなくては、健康な子を育てらないのですね。


風の一日

2021-05-05 20:15:37 | 天気

 シジュウカラの雛は今日もまだ巣箱の中。親鳥がひっきりなしに餌を運んでいました。

 前線にともなう雨が近づいていて、時おり小雨がパラつくお天気。朝から南の風が吹き荒れ、巣箱は、かけてある庭木もろとも、グラグラと揺れっぱなしです。中の居心地はどうなんでしょう。
 こんな荒れ模様の日に巣立ちになれば大変だとハラハラしましたが、どうやらそれはまぬがれたようです。もうそろそろだと思うので、明日は好天に恵まれますように。

 市の図書館からメールが届き、予約してあった本が近所の分館で受け取れるとのこと。
 緊急事態宣言発令中なので図書館も休館しているのですが、予約した本の受け取りと返却だけはできるそうです。雨の降っていない時を見はからって出かけてみると、正面入口は閉まっていますが、脇の通用口はドアに鍵がかかっていなくて、ここから入れました。
 書架や閲覧コーナーは入れないように仕切られていて、カウンターでの受け取りだけが可能。最小限のサービスですが、それでもありがたい限り。