2月11,12日(土日)に苗場と武尊(ほたか)に行った。ゲレンデスキーと山スキー(オフピステ)の組み合わせである。土曜日の朝7時にマイカーで 西東京の自宅を出るが、関越自動車道は大渋滞。「トリノ・オリンピックのおかげでスキーやボードを楽しむ人が増えたのだろか?」等と同乗のN君と事情を考察する。事故などないのだが兎に角自然渋滞がひどい。苗場には午後1時半頃到着。
この日は曇り時々雪という天気。まず筍山までゴンドラ・リフトを乗りついて登り一本大きなダウンヒル。今夜泊まる予定のマンションのオーナーK氏は良く苗場に来ているだけあってさすがに早い。こちらは今年初めてのスキーだし靴(登山・スキー兼用靴)も新品で調子が掴めない。靴はぴったりすぎて足が痛い。成型タイプのプラスチック・ブーツなのだが僕の足幅が広すぎるのだろうか?
それでも夕方スキーを終了する頃にはかなり調子が戻ってきた。夜は同行4人とK氏のマンションの近くの小料理屋で痛飲。新潟の銘酒八海山は飲み口がさわやかなのでつい飲みすぎてしまう。
翌日は苗場の雪が激しいので予定を変更して武尊へ行く。「オグナほたか」スキー場から前武尊に登り少し新雪を滑ろうと言う狙いだ。沼田からカーナビは県道64号線を指示する。国道120号経由のルートがメインルートでこのルートは裏道なので空いている。ただし峠越えがあるので降雪時は要注意だ。午前11時頃ゲレンデ最上部の十二沢第2リフトの上からシールを着けて登山開始。先行パーティが登っているがスキーのトレースは風雪で直ぐ消えてしまう。休みをまじえて1時間程で前武尊(2,039.7m)頂上に到着。頂上は写真の通り激しい雪の世界だ。
頂上からは登ってきた尾根の左側の谷に飛び込んでいく。ここが重要なところで尾根の右側に入ってしまうと別の谷になりスキー場に戻ることが出来なくなる。前武尊での遭難はこのルート間違いが多いだろう。
さて雪の状態だが4,50cmの軽い雪なので比較的スキーの取り回しは楽だ。新雪を滑るのは両足均等加重のままスキーを回すことがポイントだが比較的上手くいく。格好は余り良くないがスキーを少し大きめに開いたパラレル系で疎林帯をどんどん滑っていく。ただ視界が悪くルートの確定に神経を使う。同行のN君が天気の良い3月に一度この斜面を滑っているのでN君の意見を聞きながらやや左目から十二沢第2リフトの中間地点に出てここからゲレンデに滑り込んだ。頂上から約15分を要したが天気が良ければ5分程度のダウンヒルだろう。
短いけれどそれなりに楽しいオフピステの滑りだった。