もし毎日のように私のブログをのぞいていおられる方がいらっしゃれば、最近更新が少ないな、と思われるかもしれない。
山やスキーに行っている訳ではなく、体調が悪い訳でもない。何をやっているか?というと電子本を書いているのである。
テーマは「インフレ時代の幕開けとライフプランニングの重要性」。実は4月に2つのセミナーで「革新的エンディングノートの作成」というテーマで講演をすることが決まっていて、その準備を進めていた。進めている内に、欲が出て「本を書こう」と思い立った次第だ。
本はセミナーの前に完成して、講演で多少宣伝をしようと考えているので、どんなに遅くても4月10日にはリリースしたい。アマゾンの審査期間やアップロード時に想定される不具合の修正時間を考慮すると3月末までには完成する必要がある。
目標としている本もボリュームは新書版1冊に相当する文字数だ。新書版は1ページ600字程度で200ページ程あるから、12万字が詰まっている。今まで5日ほどで2万字の原稿を書いた。このペースでいくと1カ月かかることになるが、今書いているところはコアの部分で資料作成の手間もかかっているから、ペースは上がってくるだろうと楽観視している。
本を書いていると、「ああ、この事実からこんな推論ができるのだ」などと色々と新しい発見がある。そしてその発見をまた色々な資料や文献で再確認しながら、ものを考えていくことが楽しい。最初に「締切あり」は少し乱暴なのか?と思ったりする。
電子本は以前にも発行したことがあるので、勝手は分っているが、今回はワードソフトに電子本と相性が良いと言われている一太郎を使っている。一太郎なんて使うのは四半世紀ぶりのことだ。時々勝手が分らなくなって、一太郎の使い方調べに時間を食われることもある。
書いている内に、話の焦点がエンディングノートからライフプランインへ、そして現在政府が進めている壮大なインフレ推進策が株式投資にどのような影響を与えるか?という投資関係の方にドリフトしていくのが分る。本としてそのような本が良いのかどうかは知らないが、ある分野に関心を持つ人がいれば、そこを読んでもらえれば良いのだと割り切っている。
あとは読者の予備知識レベルをどの辺に置くのか?という点でも少し頭を悩ませている。あんまり簡単なことまで解説を加えると幼稚な感じを与えるし、専門用語の解説が少ないと不親切な感じを与えるだろう。
そのあたりは最終的な文字数を見ながら、膨張剤が必要だと感じた場合は解説を増やそうか?などと考えている。
今まで原稿用紙10枚程度の文章を雑誌に寄稿したことは何度もあるが、1冊の本をごく短期間に書くという経験はない。1冊の本を書くのは楽なことではないと改めて感じる。
幸いなことに投資環境は好転している。ギリシア問題も少し明るい方向に向かってきた。昨日発表された日本のGDPデフレーターがプラスに転じてのも、デフレ脱却の兆しだ。受給面では暫くGPIFの内外株へのアロケーションシフトが支えとなり底堅いだろう。
願わくば3月末ごろまでこのペースを保ってもらいたいものである。そうすると本を書くことに集中できるから(笑い)。