今日(1月13日)の東京の株式相場は大幅反発で始まっています。
反発は英語でいうとrebound rally。リバウンドはダイエットをしている人には嫌な言葉ですが、株式投資家にはありがたい言葉ですね。
ただし今日のリバウンドが持続するか?相場反転の節目になるか?はもう少し様子を見る必要があると思います。
で私が冬山経験から思いついた格言?は「新雪の後は一日待つ」というものです。
北アルプスなど荒天が多い冬山に入っていて、数日吹雪に足止めを食らっていた後、晴天が戻ってくるとすぐ新雪の中に飛び出したくなるものです。
だがこれは非常に危険です。降り積もった雪は不安定でちょっとした衝撃で雪崩が発生するからです。
「待ちに待った快晴。さあ飛び出そう」
下山のためにやむを得ない場合は致し方ないこともあると思いますが、頂上を目指すならば1日待つ余裕を持ちたいと思います。
登り始めてラッセルを続ける足元から新雪がサラサラと流れ、怖い思いをして引き返したことも何度かあります。
仮に雪崩に捲きこまれなくても、降り積もった直後の雪は不安定で登り難いものです。一日待つと雪が締まり雪崩の危険も低下し、歩き易いというものです。
相場もまた然りかもしれませんね。特に不確実な材料が多い時は、少し待って雪の落ち着き具合を確認して上を目指す方が賢明です。