金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

ひょっとして「旅は道連れ」以上のものかも?

2017年01月05日 | 旅行記

昨年末は所用で何度か新幹線で京都を往復したのですが、その中の一回京都に向かう時偶々隣の席がシンガポール人の女性だったことがありました。

私は二人掛けの席の窓側の席。隣がその女性。通路をはさんで大人の男性1名と子どもが二人という位置関係です。その女性と残り3人はペチャクチャお喋りをしていますが、時々英語が混じるのでシンガポール人だろうな?とあたりはつきました。

ペチャクチャに我慢しているのも業腹ですので、思い切ってこっちから「シンガポールから来たの?これからどちらへ?」などと英語で話しかけてみました。するとその女性は気さくな人で「私はダンナと東京に転勤して約8か月」「となりの男性はダンナではなく兄弟」「こどもは甥と姪」「これから関西旅行」「日本語も少しだけできるのよ」などと教えてくれました。

私も「もうすぐ富士山が見えるよ。写真を撮るならデッキが良いな」「小学校は今休みなの?」「弟さん一家はずっとホテル泊?流行の民泊は使うの?」なんてchatを楽しんでいました。その内持参のイチゴを頂いたりして・・・

ということで偶々席が隣合わせた外国人のお喋りをうるさいと感じることなく、京都まで楽しい旅ができました。隣が気さくそうな人ならこちらから踏み込むというのも手かもしれません。むすっとして2時間座っているのは気詰まりですから。

これだけなら「旅は道連れ世は情け」で終わりなのですが、実はまだ続きがあるのです。

というのはその女性は自分もシンガポールの不動産会社のセールスマネージャーをしていて、世界各地を飛びながら、投資家集めとか開発物件探しなどをしているというのです。

今私は海外不動産投資を行っている訳ではありませんが、国内の不動産開発ということになると全く無縁という訳でもありません。

そこで日本の不動産事情等について多少説明したりすると、その女性「帰ったらメールで会社の案内をするから来月(1月)にはまたミーティングしたい」と言い出しました。

そして本当に数日後ちゃんとしたメールが来ました。ちゃんとしたメールという意味はきちんとした英語でかかれたメールという意味です。きちんとした英語を書くことができるということはきちんとした大学教育を受け、きちんとした職業経験を積んできたことを意味します。

メールを貰うと返事を出すのが礼儀ですが、きちんとしたメールを書くのは大変です。文法的な誤りの少なそうな文章は時間をかけると書くことはできますが、良い文章は書けるものではありません。トレッキングの旅程交渉位なら簡単なのですが、相手に妙なビジネス上の期待を抱かせることなく、それでいて必要な時には情報を貰いたいといった微妙な距離感をさらりと書くのは大変ですね。

メールを受け取った彼女、恐らく腹の中で「日本の中高年男性ってホントに英語書くの下手ね」と笑っている気がします。

とはいうものの、この先何かがあるかもしれません(もちろんビジネスの上です)。あるいはこんなpoorな表現力しかない人と話しても始まらないわ、ということで何もないかもしれません。

それはいずれにしても今後のお楽しみです。

仮にもし何かお互いにwinwinになるようなことがあれば、「少々ウルサイと感じても外国人旅行者とはお喋りした方が良いですよ。予期せぬ面白い話がついてくることもあるから」という教訓めいた落ちになるのですが、現時点ではまだ「旅は道連れ世は情け」の域をでる話ではありません。

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少し遅れて一年の計・・・体・心・技3面で

2017年01月05日 | うんちく・小ネタ

「一年の計は元旦にあり」と言いますが、今年の元旦はインフルエンザで寝込んでいて、その後溜まってしまった雑用整理を優先したので、目標の記述は遅れてしまいました。

記述が遅れたという意味は年末からおおよその枠組みはできていたのですが、まとめるのが遅れたという意味です。

今年の目標の一つ「柔らかい筋肉をつける」(体編)については、年末スポーツクラブでマッサージを受けたとき、整体師さんから言われた言葉がきっかけでした。整体師さんによると私の体にはそこそこ筋肉はついている、しかし相対的に膝から下の筋肉量が少ないですねと言われたのには少々ショックでした。

山登りやスキー・クロスバイクなどで下半身はそこそこ鍛えているよ、と整体師さんにいうと「その効果は太腿(大腿四頭筋)にはでていると思うけれど、ふくらはぎの筋肉が弱いので、太腿に余計が力がかかっています」という答えが返ってきました。整体師さんによると、トレーナーについてストレッチをしながら筋肉を作っていくと良いと思いますよということでした。

今までスポーツジムでの運動はランニングなどの有酸素運動が多く、次のマシーンを使った筋肉強化の無酸素運動で、ストレッチは軽視していたのです。

今年はプライオリティを変えて、有酸素運動よりストレッチと筋肉強化を優先することを目標としました。また我流で取り組むのではなく「有料でもトレーナーを活用する」ということを具体的プロセスに組み入れました。

このトレーナー=コーチを活用するというのは、基礎体力作りだけではなく、スキーや文化的な活動でも今年の課題にしたいと思っています。

「心編」については「正法眼蔵」を読み進めることを目標としました。正法眼蔵については意味が取りやすい(内容を理解しているかどうかは別として)「現成公案」などは何度か読んでいるのですが、トイレの作法を述べた「洗浄」などは飛ばしていました。今まで読み飛ばしたところを含めて時間をかけて読んでいきたいと考えています。目標にゴールがないというのも変ですが、正法眼蔵を読み終えるということは恐らくないでしょう。読み返せばそこに必ず新しい何かが見つかるからです。正法眼蔵を読みながら、最近欧米で流行しているテーラワーダ仏教(上座部仏教)などもかじり、お釈迦様が伝えようとしたことは何か?道元禅師がお釈迦様の教えと考えたことは何か?ということを考える旅を始めたいと思っています。

最後に「技編」では「セグメント(分野)を絞って一流にチャレンジする」という目標を掲げてみました。具体的には「山スキーを楽しむ」「オリンパスのデジタル一眼で面白い写真を撮る」などがテーマです。

山スキーはゲレンデスキーに較べると極めてニッチな世界ですが、簡単に一流になれるわけではありません。むしろ成れないと考えるのが普通でしょう。でもチャレンジのない遊びは面白くありません。そして一流を目指さない限り人の輪は広がりません。

私は幾つかのスキー仲間グループからツアー参加に誘われますが、それは雪崩予測を含む雪質判断やルート選定などの山スキー術が評価されているからなのです。信頼されるからそれに応えようと研鑽が続き、楽しみは深まります。

ただしセグメントを「スキー」に広げたりするとそこにはプロを含めてもの凄い一流がいるので、口が裂けても一流を目指すなどということはできません。カメラもまた然りでしょう。

なお「山スキーを楽しむ」「面白い写真を撮る」については技術レベルでのある課題設定は行う予定ですが、ニッチ過ぎる話なので省略します。

 

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