金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

晴れてよし荒れても楽し美しが原

2017年01月23日 | 

山登りにきて「天気が悪くて良かった」というとへそ曲がりと思われるでしょう。

私もそんなことは言いません。山は天気が良いほうが良いに決まっています。だけど悪天候を必要以上に嘆くことはないと思います。

大陸性気候でない日本のような島国の気象では四季を通じて天気は周期的に変わります。多くのメンバーでグループ登山をする場合は1,2ケ月前にスケジュールを固めて、山小屋を予約しますから、ある確率で悪天候にも出会います。

今回の美ヶ原スノーハイクでも2日目は地吹雪模様でした。写真は茶臼山登山をあきらめて撤退するところです。

悪天候は色々なことを教えてくれます。

まずきちんとした身づくろいや装備の重要性。真冬の山でも天気が良く、風がないと暖かく多少杜撰な装備でも歩くことができます。

でもそんな「成功体験」を重ねて甘くなっていると何時か悪天候で痛い目にあうことがあります。

そういう意味ではちょっと悪天候を経験することは良いことです。

地図やGPSの必要性を感じるのの視界が悪い時です。

また撤退時期の決断を学ぶのもそんな時です。

仲間の結束やリーダーシップの必要性を感じるのも条件が悪い時なのです。

総じて悪天候は山を学ぶ道場なのです。

3年前の美ヶ原は天気が良く、絶景を満喫しました。

フォトジェニックな風景は写真愛好者としては大歓迎です。

また雪の状態が良いとスキーを使わなくても、夏山より早く歩くことができます。

雪は時として登山者の強い味方になり、時として手強い障壁にもなります。しかし雪は本来ニュートラルなのです。

雪は登山者のために降ったり止んだりする訳ではありません。雪は自然の循環に従っているだけなのです。

登山者はタイミングを見て雪を味方につけるしかありません。

山岡鉄舟に「晴れてよし曇りてもよし富士の山もとの姿は変わらざりけり」という歌があります。

それをもじれば「晴れてよし荒れても楽し美ヶ原もとの姿は変わらざりけり」

というところでしょうか?

 

 

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アメリカの虐殺の終わりは日本株の混乱の始まり

2017年01月23日 | 投資

週末私は山に出かけていて、テレビを見なかったが、ワイフによるとトランプ大統領が就任演説で「虐殺」という言葉を使ったのが、ショッキングで日本のマスコミでちょっと話題になったと言っていた。

「虐殺って何と言っていたかなぁ。Murderなら知っているけど違う言葉だった」とワイフがいうので、トランプの演説を調べてみるとcarnageだった。

ついでにいうと、殺戮big murderの同義語はかなり多い。英語の語源は多岐にわたるので同義語は通常日本語より多いが、ひょっとするとアメリカ人は虐殺という血なまぐさい言葉を使いたがる傾向があるのかもしれない(もちろん私見だが)。

トランプは演説の中でThis American carnage stops right hereと言っている。「このアメリカの虐殺はここに終わる」ということだ。

前後の文脈から見ていくと「錆びついた工場がアメリカ国内に点在し、教育費を払えないアメリカの若者は知識を得られず、犯罪・ギャング・薬物はアメリカ人の命と可能性を奪った」と前のフレーズにある。また後ろには「アメリカは何十年にわたり、自国の産業を犠牲にして他国の企業を繁栄させてきた」というフレーズがある。

これらをまとめて考えると「アメリカは他国に虐殺されてきた」「それを止めるにはアメリカ製のものを買う・アメリカ人を雇用することだ」という単純明快な主張になる。

ただしこの主張が全面的に正しい訳ではない。アメリカの消費者は外国製の安い製品を買うことでメリットを受けてきた面があるからだ。仮に今後アメリカ製のものを買う(外国製品には高い関税をかける)ということになれば、アメリカの消費者はこれまでより高い商品を買わされる可能性が高い。

ドル安政策はアメリカの輸出競争力を高めるが同時に輸入物価高を招き、消費者にはマイナス効果が大きいだろう。

ということで冷静に考えるとトランプの主張には幾つか問題はあるのだが、トランプ支持者にとっては分かりやすい話だったのだろう。

明けて今週月曜日の日経平均は246.88ポイント(1.29%)安と大幅に下落した。

予想されていたことだが、トランプ大統領がTPP離脱を宣言したことや円高進行が大きな要因だ。一方トランプが名指しで中国を為替操作国と批判しなかったことなどを受けて、日本以外のアジア株は比較的堅調に推移した。

巷間今の日本株の水準は割安だから今後上昇期待が大きいという専門家の声を聞くことがある。

だが本当だろうか?

Buy American政策は中国や日本からの輸入量を減らす。中国からの輸入が減ると日本から中国への資本財の輸出が減るので、日本への打撃は大きい。

最初このエントリーのタイトルを「アメリカの虐殺の終わりは日本株の凋落の始まり?」としようかな、と思ったが断言するほど明確なviewを持っていないので、「日本株の混乱の始まり」とした。少なくとも日本株のボラティリティが米国株などに較べて相当高くなると私は確信している。

一昔前に「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひく」という言葉が流行ったが、トランプの一声は日本株の鼻面を引き回すだろう。

もしそう思う人が多いと日本株を敬遠する人が多くなり株価は低迷する可能性が高い。

 

 

 

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厳冬の美ヶ原を歩く

2017年01月23日 | 

週末(1月21日―22日)美ヶ原を歩きました。

21日総勢12名は10時30分にJR下諏訪駅に集合。美ヶ原高原ホテル山本小屋の迎えの車で山本小屋まで登りました。標高2千mの小屋は山小屋と旅館の中間的なサービスが期待できる良い施設です。

11時35分頃小屋に到着して、昼食の後、クロカンスキー・スノーシューを借りる人は借りて午後1時に王ケ頭に向けて出発。

時々青空が顔をみせますが基本的には曇り。体感温度はまいなす10度位。雪は3年前に較べると少し少ないようです。

14時25分 最高点王ケ頭(2034m)到着。最後に少し登りがありますが、全体としては山本小屋との標高差は数十メートルでしょう。

ホテルの休憩室で20分ほど休んで山本小屋に戻りました。

夜星が見えたので、三脚をもって星空撮影を行いました。

ただし不慣れと寒さのため、露出不十分な写真(失敗作)となってしまいました。

翌朝太陽が昇る少し前に小屋の前にでてみました。南西の風が強く吹き、所々に地吹雪が見えました。

朝食を終えて、8時に茶臼山往復にでかけました。しかし風がきつく地吹雪気味になったので1時間ほど歩いて撤退しました。

小屋に戻って温泉で冷えた体を温めお昼ごはんを頂いて、13時に宿の車で送ってもらい、14時8分のあずさで帰京しました。

楽な冬山でしたが、おじさんの冬山はこんなもので良いでしょう。

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