昨日(11月7日)米国株は米中が相互にTariff Rollback(関税の引き下げ)をする準備をしているという中国側報道官のニュースを好感し、値を上げた。
ところが午後遅い時間にホワイトハウスが中国の言い分に抵抗しているというニュースが流れ株高に若干ブレーキがかかった。
今のところ(8日午前中)は日本株も米国市場の流れを受けて高値で推移しているが、Tariff Rollbackを巡る解釈から波乱含みになる可能性もあるだろう。
中国側の言い分は「米中が同額の課税対象について関税を引き下げるべきだ」ということだが、米国側が金額面で同意しているかどうかははっきりしないようだ。
ところでRollbackという言葉は「引き下げる」「後退する」という意味で一般的に使われるが、コンピュータ用語では「データ更新等で障害が起きた場合前の状態に戻す」という意味で使われる。
またgoo辞典を見ると「GATTやWTOの規定に違反する貿易制限的措置を減少または廃止すること」という説明があった。
さて米中が一般的な意味でRollbackという言葉を使っているのか、世界貿易機関の規定に反するような貿易制限を廃止する意味でRollbackを使っているのかは分からない。あるいは意図的な同床異夢があるのかも・・・