金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

あなたはどちらを評価しますか? Google TranslateとDeepLでは

2022年07月03日 | 英語
 今日日本語のレッスンを行っている時次のような文章に出会いました。
「省エネ型自動販売機の導入によって、一年間の電力消費量は15%減った」
 生徒さんからの質問「よって」とはどういう意味でしょうか?インターネットの辞書にはThereforeとあるのですが・・・ピンと来なくて」
 私の答「英語的にいうと省エネ型自動販売機の導入が電力使用量を15%減らした」ということになり、「よって」は直接訳さなくても良いですよ。
 つまり英語ではThe introduction of energy-saving vending machines has reduced electricity consumption by 15% per year.となりますよ」
 話はこれで終わりましたが、後で気になりGoogle TranslateとDeepLに英訳をさせてみました。
 DeepLの訳はThe introduction of energy-efficient vending machines has reduced electricity consumption by 15% per year. です。単語の一部を除いて私の訳と同じでした。
 一方Google Translateの訳はWith the introduction of energy-saving vending machines, annual power consumption has been reduced by 15%.です。
 Google Translateの訳はより直訳ないし逐語訳的でDeepLの方がより英語らしい表現(受動態を避けて能動態を使う)だと感じました。素人判断ですが。
 一例を持って軍配を上げるのは早計ですので、時々このようなテストをしてどちらがより良い翻訳ソフトか見極めていくのは面白いと思いました。 
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

au通信障害で日頃電話のない縁戚からお礼の電話が・・・

2022年07月03日 | デジタル・インターネット
 昨日北陸に住む縁戚から自宅の固定電話に電話がかかってきた。「届いたお中元のお礼です。いつもはメールでお礼を済ませているのですが、auの通信障害でメールが打てなくて電話しました」とのこと。
 携帯電話と言いながら今では電話よりメールなどの通信機能の方がよく使われているかもしれない。また電話にしても携帯会社が提供する通話サービスではなくて、Line電話など通信機能を使って通話料無料で電話をかけるサービスを利用することが増えている。
 通信というとauに通信障害が起きていても、wifiには接続可能だから縁戚の家でも自宅にwifi環境があれば、スマートフォン→wifi接続→メールでメールが打てたはずだ。
 もっとも自宅にwifiネットワークがない、wifiがあってもスマートフォンでwifi接続を設定していないなどwifi接続ができないことはある。
 auのみならず携帯回線が今後も大きな通信障害を起こす可能性はある。リスク管理の点からは固定電話を残しておくことに加えてwifiと通信アプリの活用で緊急対応をするシミュレーションをしておく方が良いだろう。特に日時指定のある美術館の入場券やコンサートの入場券をスマートフォン上に持っている場合だ。スマートフォンから自宅のプリンターに接続して券面を印刷するとか自宅にプリンターがない場合は、コンビニエンスストアのプリンターから印刷するなどの対応が必要だろう。
 スマートフォンは便利なツールだが、完全に頼り切ってお任せするにはまだリスクが高いといえそうだ。リスク管理の基本は複線化=デュアル化なのだ。
 デュアルについて耳学問でいえば、SIMカードのデュアル化という手法がある。最近のスマートフォンの中にはSIMカードを2枚挿入して、2つの計知会社と契約できるタイプのものがある。
 au通信障害を契機にデュアルSIMがもっと脚光を浴びるだろう。もっともそれを導入するかどうかはユーザのスマートフォン依存度や対応力にかかわっている。私のお奨めはまず現在手元にある資源を使いながら、通信手段の複線化を見直すことである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山のグレーディング表を考える

2022年07月03日 | 
 読売新聞に「遭難の増加 手頃な山でも油断は禁物だ」という記事が出ていました。その中で「山選びには長野県が提唱した難易度などをランキングした『山のグレーディング』が参考になる」と書かれていました。
 登山経験の少ない人にとっては、山の会や商業登山ツアーの参加募集を見て「自分が登り切れるかどうか」を判断する時の目安にはなると思います。
 ランキングは「体力度」と「技術度」のマトリックスで示されています。
 「体力度」は10段階で、日帰りが可能な1~3、1泊以上が適当が4~5、1,2泊以上が適当が6~7、2,3泊以上が適当が8~10になっています。
 「技術度」はA~Eの5段階で、Aは登山道が整備されていて、転んだ場合でも転落・滑落の危険性は少ないルートです。最難関のEでは「緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降が続き、転落・滑落の危険個所が連続し」「岩場・雪渓を安定して通過できるバランス能力や技術が必要」とされています。
 現在ランキングを行っているのは、長野県、山梨県、静岡県、岐阜県、栃木県、群馬県、山梨県、秋田県、富山県と石鎚山山系です。
 また長野県は深田久弥が選んだ日本百名山の内ランキングが行われた67山、200ルートについて一覧表を作っています。百名山登山を目指す人には参考になるでしょう。
 私がこれまで登ってきた経験からいうとランキングは概ね妥当なものです。
 百名山グレーディング表では、槍穂高の縦走を体力度・技術度とも最上位に位置付け、車やケーブルを使って簡単にアプローチができる茶臼岳、霧ヶ峰などを体力・技術面で一番易しいクラスに分類しています。
 なおこのグレーディングを適切に利用するには、自分の体力や技術の特性を把握しておくことが必要だと私は思います。例えば体力ですが、「軽い荷物で早く歩くことは得意だが重い荷物を背負って歩くことは苦手」という人には3泊以上の登山は厳しいでしょう。
 技術面では最上級のEになると「岩場・雪渓を安定して通過できる技術」に加えてルートファインディング力や登山者によってはロープを使う必要がある場合もあります。自分の技術を棚卸して、できることと苦手なことを認識して
不安があればベテラン登山者との同行を企画するなどの対策が必要でしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする