尾瀬の花というと水芭蕉を思い出す人が多いでしょうが、水芭蕉が咲くのは雪解けの時期です。♭夏が来れば多い出す。はるかな尾瀬・・・水芭蕉が咲いているというのは歌の世界で夏には水芭蕉は終わっています。
この季節を代表する花はニッコウキスゲですが、尾瀬ヶ原のニッコウキスゲは鹿に食べられてしまい、群生が残っているのは防護柵で守られたヨッピ堀湿原だけのようです。今回の尾瀬の旅は1日目鳩待峠からアヤメ平をとおり竜宮から山の鼻へ。そこで一泊して翌日ヨッピ湿原からランチが美味しい尾瀬小屋に行くというものでした。写真はヨッピ湿原のニッコウキスゲです。
ニッコウキスゲほど派手な花ではありませんが、キンコウカ(金光花)という黄色い花も湿原で群生していました。写真はアヤメ平の池塘の間に群生するキンコウカです。
キンコウカは小さい花です。
小さいというとカキランも小さな花です。
未の刻になると花が咲くのでヒツジグサと呼ばれるようになったこの草も小さな花を咲かせていました。スイレン科の草花ですが町の公園で見かけるスイレンに較べると小ぶりですね。
高層湿原の尾瀬は栄養分が少ないので大きな草花は育たないようです(
もっともニッコウキスゲはかなり目立ちますが・・・)
厳しい環境の中で小さな花を咲かせて懸命に生きていく高山植物の姿は心を打つものがありますね。