昨日(1月15日)は米国株が躍進した。ダウは1.65%、S&P500は1.83%、ナスダックは2.45%上昇した。これは昨年11月初旬以降で最高の出来だった。
米労働省が発表した12月の総合インフレ率は、事前予想と一致する2.9%で、食品・エネルギーを除いたコアインフレ率は、前年比3.2%で前月より低下し、事前予想の3.3%を下回った。
株式市場は一昨日のPPIと昨日のCPIという二つのインフレ指標が予想をわずかに下回ったことを好感し、上げ相場となった。
10年債利回りは前日の4.787%から4.653%へ低下。
しかし物価上昇率が若干改善したとはいえ、連銀が今月のFOMCで金利引き下げを行うとは考えられない。連銀は関税政策、減税あるいは不法移民の海外追放といったトランプ新大統領の政策が物価にどのような影響を与えるかを見守っている。
WSJによると、金利先物から今年中に連銀が一度も利下げを行わないと予想する人は前日の26%から16%に減少し、複数回の利下げを予測する人は35%から50%に増加した。
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