昨日カンファレンスボードが発表した米国の3月の消費者信頼感指数は82.3と過去6年間で最高のレベルに達した。春の雪解けとともに、消費者信頼感指数が高まった感じだ。
もっともワシントンを旅行している知人のフェイスブックによるとワシントンは雪で4月初旬の桜の開花が心配、とあった。
雪の影響は大きく、2月の新規住宅販売戸数は3.3%下落して、季節調整後で年間44万戸ベース。
車を走らせているとこのところ渋滞にあうことが増えている。通常3月は引っ越しシーズンで渋滞にあうことが多いが、今年はそれに加えて4月の消費税引き上げを前にして、物流などが増えていることが原因だろう。
雪といえば、2月の大雪で一部破損したカーポートを修理することにしたが、工事は4月下旬になる予定だ。ただし業者さんは消費税は5%で結構です、と言ってくれた。
米国ではback and forth(前進後退)を繰り返しながら、少しづつ景気が回復する兆しが見えているようだ。それにともなって株価も行きつ戻りつである。
日本では桜の開花情報が寄せられ始めている。雪解けと花の季節が近づいているが、消費者のセンチメントはどうだろうか?
私の直観では消費税は8%や10%への引き上げで終わることはない、と考えている。
時期ははっきりしないが20%程度まで引き上げないと財政が破たんすると考えている。理由は簡単でそれが先進国の一つの標準だからである。高齢化が進む日本だけが低い消費税でやりくりできるというそろばん勘定が成り立つ訳がない。
必要なことは短期的な買いだめではなく、生活の質の変革なのだろうと考えている。
たとえば、近いところへのお出かけは車ではなく自転車で行く、毎日規則正しい運動を生活習慣に取り入れサプリメントや健康食品、薬などへの依存度を減らすなどである。
もっともこれは言うは易く、行うは難しなのだが。
ただそのような生活の質の変革が定着しない限り、本当の消費者信頼感は高まらないだろうと私は考えている。