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金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

経営セオリーはシニアライフでも生きている

2019年11月18日 | ライフプランニングファイル

先日山仲間と兵庫県の氷ノ山や「日本のマチュピチュ」竹田城、姫路城などを巡る旅をした。

コアメンバーは元の職場の山仲間だが、仲間の同級生や知人など男女合わせて11名のツアーとなった。初対面の人も数名いたがすぐに打ち解けとても楽しい登山と旅行になった。

会社員、特に男性会社員にとっては会社に勤めている時は遊びに行く時も会社の仲間と一緒ということが多かったのではないだろうか?古いところでは社員旅行であり、最近でも続いているのはゴルフコンペだろう。

 会社のつながりというのは、「強いつながり」の典型だ。一方社外の勉強会やテニスクラブなど趣味の仲間の繋がりは「弱いつながり」だ。私たちの山の会もこの「弱いつながり」でつながっている。

 「弱いつながり」のような人間関係はアテにならないと思う人が多いかもしれないが、実はそんなことはない。

「弱いつながりの強さ(Strength of Weak Ties)」を書いた社会学者マーク・グラノヴェターが、知人を通じて新しい仕事を見つけた人の割合を調べたところ、「強いつながり」の知人経由は17%で「弱いつながり」の知人経由は83%だった。

 つまり「弱いつながり」の仲間は意外に頼りになるのである。

 シニア生活を送るようになると新しく仕事を探すことは少なくなるだろうが、趣味や旅行あるいは健康問題や相続問題などで詳しい人のアドバイスを欲しいと思うことはあるだろう。そんな時「弱いつながり」の仲間は頼りになる。何故なら「弱いつながり」は職業・年齢・性別・趣味などが異なる人とのつながりなので新しい情報を得ることができるし、つながりが弱いので遠くまで情報を伝えることができるからだ。

 また「弱いつながり」の仲間との付き合いを私は楽しいと感じている。何故なら「弱いつながり」を維持していくには規律や心地よい緊張感があるからだ。会社仲間などとの「強いつながり」では、阿吽の呼吸とかこれ位は許されるだろうという甘えが多くなる。しかし「弱いつながり」では、論理的な説明力や自制心が必要になることはいうまでもない。

 ビジネスパーソンであればこれらのことは経営セオリーとして学んできたはずだ。

 たとえばコロンビア大学のリタ・マグレイス教授は「競争優位の終焉」(日経新聞出版社)の中で「企業が持続的競争優位性を維持できる時代は終わり、一時的競争優位性の時代になった。一時的競争優位性の時代では個人の新しい知識や外部とのネットワークが必要になる」と述べている。もしマグレイス教授の説が正しいとすれば、「弱いつながり」を構築してこなかった人は先端的なビジネスパーソンではないのかもしれない(無論業種により相当違いがある)。

 セカンドライフは、第一の人生~多くの人間にとってはビジネス社会~と切り離されたところにあるのではない。より正確にいうと仲間内で甘えた生活を送ってきた人たちには切り離された世界かもしれないが、ビジネスの地平線を広げるために個人的なネットワークを拡大することに努めてきた人たちにとっては延長線上にあると考えて良いだろう、と私は考えている。

 

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播但観光と氷ノ山登山(3)~竹田城遠景から姫路城へ

2019年11月17日 | ライフプランニングファイル
 11月16日土曜日快晴。シルク温泉を5時30分に出発して立雲峡に向かった。
立雲峡からは竹田城を見る予定だ。条件が良いと雲海に浮かぶ竹田城を見ることができる。ほぼ1時間で立雲峡到着。駐車場に向かう道路は既に片側がふさがれ駐車場になっている。係員の方が誘導して混乱を回避しているので大きな問題はない。最初はかなり下の方に駐車させられたが、奥の駐車場が空いたので一台上がってよいと連絡が入ったので2台の内1台を奥まで走らせ、ピストン運転した。
 さて立雲峡に着いたが空気が乾き過ぎているのか朝霧が出ないので、宣伝写真にあるような情景にはならない。
 三つある展望台の二番目まで登って撮ったのが下の写真だ。
 これでは絵にならないので、立雲峡入口にあった絶景写真の写真を掲載することにする。
 
1時間程の滞在で立雲峡は切り上げ、姫路城に向かうことにした。
途中姫路市内に入って、カフェ・ド・ムッシュというすごいボリュームのモーニングを出す喫茶店で朝ご飯を食べてから、姫路城へ。
 車を東側の姫山駐車場に停めて2時間かけてお城を見学した。
 どこから見ても美しい姫路城だが私が一番良いと思ったのは南西面から見たお城だ。
 小天守と破風の景色が整い、お城に立体感を与えている。
 もっとも天守に近いアングルも迫力があって良いと思う。
西の丸から見る天守に紅葉した桜を入れると季節感が出て良いと思った。

姫路城の後は姫路駅南口に戻りレンタカーを返却して旅の終わりとなった。
今回の旅は大きくいうと、姫路からシルク温泉・安国寺と北上し、京都府との県境に近いところから、鳥取県との県境にある氷ノ山に登り、竹田城を遠望して姫路に戻るというものだった。地図に示すと下記のようになる。紅葉と初雪や霧氷を楽しむことができたが、竹田城の雲海を楽しむことはできなかった。
 もっとも一度の旅で雲海まで極めるというのはやり過ぎだろう。
 古人は「花は半開を看、酒は微醺に飲む」と言った。また中国の古典礼記は「楽しみは極むべからず」と教える。
 竹田城の雲海が宿題になったということは、また播但を訪ねる理由ができたということである。
 
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播但観光と氷ノ山登山(2)~樹氷を眺める氷ノ山登山~

2019年11月17日 | ライフプランニングファイル
11月15日金曜日快晴。シルク温泉から兵庫県の最高峰・氷ノ山(1,510m)を登りに行く。氷ノ山には幾つか登山ルートがあるが、一番登山時間が短い「大段ケ平(おおだんがなる)ルート」を取ることにした。大段ケ平ルートは楽なルートだが、登山口に至るにはかなり林道を走らなければならない。
 我々はまず氷ノ山国際スキー場を目指して車を走らせ、そこから林道(但馬アルペンロードと名前が付いている)に入り東尾根を越えて南側の大段ケ平に至るルートを選んだ。細い道だが対向車もなく順調に走ることができたが、大段ケ平の手前で昨夜降った雪で路面が凍結しているところに出くわした。
 4台の車の内2台はノーマル、2台はスタットレスだったので、ノーマル車を残してスタットレス2台に分乗して大段ケ平に向かった。
 10時頃に大段ケ平到着。広々とした気持ちが良い場所だ。
 10時20分頃登山開始。ブナ林の中の広い切通しを歩いていくと20分程で大屋町避難小屋についた。
さらに20分程登ると神戸大学の千本杉ヒュッテがあった。
 ヒュッテの上からは杉の木が目立ち始める。千本杉と言われる場所だ。
 杉林が終わると頂上避難小屋が見えてきた。
 
 足元には雪が薄っすら積もり頭上の小枝は氷でコーティングされている。
 霧氷の世界である。
 正午を数分回ったところで頂上(1,510m)着。
 写真を撮ったり、避難小屋の中でコーヒーやお汁粉を作って食べている内に1時間が経った。
 来た道を辿って大段ケ平に戻ったのが14時である。帰路は東尾根を回らず、鵜縄というにダイレクトに下りる林道を走った。
 八鹿方面から大段ケ平に行くにはこのルートの方が早い。
 ただし我々のように初めてこのルートを取る場合はカーナビのセットに苦労するかもしれない。次にいくことがあれば私は鵜縄とまず入れてみようか?と考えている。
 山を下りて植村直巳冒険館に向かった。65歳以上のシニアの入場料金が半額というのがうれしい。シニアになっても冒険心を忘れないで、という植村さんの励ましと受け取り、館内を興味深く見て回った。
 この日もシルク温泉泊まりである。
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播但観光と氷ノ山登山(1)~安国寺の満天星つつじ

2019年11月17日 | ライフプランニングファイル
先週山仲間と播但観光と氷ノ山登山に出かけた。播但観光という言葉が一般的かどうかは知らないが、JR播但線は姫路と和田山を結んでいるので、ここでは姫路と和田山そしてその北の但東地区(市町村合併で豊岡市になっている)の観光をまとめて播但観光とした。
 今回旅のへそは、安国寺とその近くのシルク温泉だった。
 今回の旅を企画したのは安国寺出身の仲間で、この時期の安国寺の満天星(どうだん)つつじの紅葉を見に行くというのが目的の一つだった。
(写真は安国寺の満天星つつじ)
訪問したのは木曜日だったが駐車場はほぼ満車だった。満天星つつじの紅葉の人気は高まっている。
なおほとんどの人はあまり注目していないようだが、私は境内の公孫樹や楓の紅葉も美しいと思った。


安楽寺の紅葉を楽しんだ後はシルク温泉へ。ここにはコテージが4棟あり、1棟に6,7名は宿泊できるようだ。我々はコテージに分かれて泊まり、蟹鍋など季節の料理を手作りで楽しんだ。
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但馬安国寺のどうだんツツジ

2019年11月15日 | 旅行記
昨日山仲間と但馬の安国寺を訪ねた。

どうだんつつじの紅葉で有名なお寺だ。
夜は近くのシルク温泉で手作り宴会。

楽しかったです。
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