金融そして時々山

山好き金融マン(OB)のブログ
最近アマゾンKindleから「インフレ時代の人生設計術」という本を出版しました。

メンテを考えると電動アシスト自転車は国産品が良さそうだ

2022年07月18日 | サイクリング
 2年前にデイトナの折り畳み式ミニベロ電動アシスト自転車DE01を購入して気持ち良く乗り回していました。ところが先日乗ろうと思ったところ後輪のタイヤの空気が抜けていて、空気を入れてもタイヤが変形していてリムに収まらないのです。
 本来購入店に持っていきタイヤの交換を行うべきなのですが、購入店は日本橋で結構手間がかかります。そこで近所のスポーツ車専用店に持ち込み、タイヤの交換をお願いしました。(部品代6千円・工賃6千円)"(-""-)"
 専門店がいうのには「タイヤの空気圧が低かったのでチューブやタイヤに負担がかかり破損したのだろうという話でした。自転車のタイヤの寿命は3年3千キロメートルと言われていますが、まだその寿命には到達していないのでメンテナンスに問題があったと思います。
 電動アシスト自転車は普通の自転車より重たくまたデイトナの自転車は軽くするため細いタイヤを履いています。ですから適切が空気圧が維持されていないとタイヤやチューブが破損しやすいということでした。
 ところでこの専門店に行く前に近くの量販店で修理を依頼したのですが、ヤマハ等国産大手メーカーの電動自転車なら修理できるけれどこれはできないと言われました。デイトナは日本の会社ですが、自転車は台湾で生産しているということでした。
 インターネットには電動アシスト自転車の価格・走行距離などを比較したサイトがあります。私が見たサイトにはメンテナンスのことは書いてありませんでしたが、実は長く乗るにはメンテナンスが大きなポイントになるだろうと今回感じました。
 電動アシスト自転車は電動部分があるので、取り扱いになれていない自転車屋さんはタイヤの交換等を受け付けません。また万一センサー系に不具合が起きると購入店(正規取扱店)か購入店経由でメーカー修理となります(実際私の自転車も初期不良でモーターが機能せずメーカー修理にだしたことがありました)。
 今後寿命による電池の交換等も考えると電動アシスト自転車を選ぶ時にメンテナンスのしやすさを加えるべきだと思いました。
 またメンテナンスについては車種そのものから考えるべきなのでしょう。私は「折りたためる」「車体が軽い」「おしゃれな形」ということでデイトナを選んだのですが、これはメンテナンスとトレードオフになっている部分があります。「折り畳み」は輪行の時に便利ですが、この歳になると輪行に行くことはまずありません。車に積むのであれば前輪を簡単に取り外しできるクロスバイクであれば問題ないでしょう。車体が軽いということは万一バッテリーを使い切っても人力走行が可能という点で大きなメリットなのですが、軽量化のためにタイヤなどが華奢になっています。おしゃれな形ということは汎用品でないということで取扱店が限られるということを意味します。
 それなりに高価なものですからすぐに電動アシスト自転車を買い換えるつもりはありませんが、もし将来買い換えることがあれば国産のクロスバイクを中心に耐久性が高くメンテナンスがしやすいものを買いたいと考えています。
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夏が来れば思い出す尾瀬に今年も行こう!

2022年07月18日 | 
 今週末一泊で尾瀬に行く予定です。夏の尾瀬というと思い出すのが、♭夏がくれば思い出すはるかな尾瀬遠い空の「夏の思い出」という歌です。
 尾瀬ヶ原の木道を歩きながら至仏山を見る時ふとこの歌を口ずさんでいる人も多いでしょう。

 歌は♭水芭蕉の花が咲いている・・と続くのですが、実はこの時期になると水芭蕉は終わっています。
 尾瀬の水芭蕉は6月の初旬が見頃と言われています。写真は数年前の6月下旬に撮った水芭蕉です。場所によっては6月下旬でも水芭蕉を見ることができますが、今週はおそらく無理でしょうね。
水芭蕉は夏の花というより春の花なのですが、どうして「夏の思い出」になっているのでしょうか?
それについてはこの歌の作詞者の江間章子さんが幼少期を過ごした岩手県北西部では夏でも水芭蕉を見ることができたという事情が関係しているという話をきいたことがあります。
 という訳で夏の思い出としての水芭蕉に出会うことは少ないと思いますが、池塘に映る燧ケ岳(写真)や至仏山を見ながら尾瀬ヶ原を歩くと幸せな気分になることは間違いありません。
 幸せな気分というと黄色いリュウキンカの花を思い出します。
リュウキンカの花言葉は「必ず来る幸せ!」だそうです。もっともこの花の盛りも雪解け時期なので今回は見る機会は少なそうです。
 でも夏には夏の花が咲いています。大振りでだれにでもわかる黄色い花はニッコウキスゲです。ただニッコウキスゲは鹿の大好物で尾瀬のニッコウキスゲはかなり鹿のエサになり大群生は見られないという情報もありますがさてどうでしょうか?
(下の写真は1週間ほど前に黒菱平で撮ったニッコウキスゲ)
 仮にニッコウキスゲの大群生は見られなくても、この時期の尾瀬には色々な花が咲いています。きれいな花を見ると名前を知りたくなるのが次のステップです。花の名前を簡単に検索するには、スマートフォンのGoogle検索バーのカメラマークをタップして花を写真を撮るという方法があります。ただし必ずしも正解を返してくる訳ではありませんので要注意です。
 やはり自分の眼と図鑑や信頼できるサイトとの突合せで花の名前を調べる必要があります。尾瀬の花の場合、尾瀬マウンティンガイドとうサイトの花情報が参考になると思いました。
 一般的には「夏がくれば思い出す」尾瀬ですが、ここ数年私は至仏山を中心とした山スキーにはまっていて「春になれば思い出す」尾瀬になっています。
(写真は尾瀬ヶ原とその向こうの燧ケ岳に向かって至仏山ワル沢を滑っているところです)
 春夏秋と季節毎の楽しみを提供してくれる尾瀬(真冬は近づき難いですが)。私も色々な時期に色々なコースを歩きましたが、まだまだ歩いていないところが沢山あります。今週末は鳩待峠から横田代を通って竜宮に降り山の鼻に行こうと考えています。メインルートに較べると地味なコースですが、静かな山歩きが楽しめそうです。
 写真はゴールデンウィークにスキーで歩いた横田代への道です。雪の季節を思い出しながら新緑の高層湿原を歩くのも味わい深いと考えています。
春が来ても夏が来ても秋になっても思い出す尾瀬なのです。そして首都圏に住む人にとってマイカーを使うと比較的アクセスが良くそれほど「はるか」でないのが尾瀬なのです。
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堅調な米小売売上高に米国株反発

2022年07月16日 | 投資
 昨日(7月15日)の米国株は、予想よりも強い6月の小売売上高と予想を上回る銀行の収益を好感して反発した。S&P500は1.9%、ダウは2,1%、ナスダックは1.8%各々前日比上昇した。
 6月の小売売上高は前月比1.0%増えた。また5月の小売売上高は小幅引き上げ修正された。
 銀行決算では特にCitiの一株当たり利益が予想を大きく上回り、同社株は13%以上上昇した。また同日四半期決算を発表したステートストリートなどの銀行株も上昇している。
 予想よりも強い小売売上高から、米国の消費者が強いインフレ抵抗力を持っているという判断ができしうだ。ただし小売売上高は他の政府統計と異なり、インフレ調整を行っていないため、販売量そのものはほとんど伸びず、物価上昇により消費者が値上げ分を負担したという見方もできる。堅調な小売売上高により一旦リセッションリスクは少し後退したと判断できるかどうかがこれからの相場のポイントになるだろう。
 一方WSJはコモンウエルス・ファイナンシャル・ネットワークのチーフ・インベストメント・オフィサーの「PERから見て株価の底値は近いだろう」という見解を紹介していた。
 それによると現在のS&P500は12カ月予想利益の約16倍で取引されている。昨年末は約21.5倍だったからかなり水準訂正が進んだという見方だ。
 株価の底値が近いかどうかは見極めが難しいだろうが、そろそろ視野にいれても良い時期なのかもしれない。
 
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花と残雪の唐松岳登山

2022年07月15日 | 
 7月13日・14日で唐松岳に登ってきました。行程は13日朝マイカーで黒菱平まで登り、そこからリフト2本乗り継いで八方池山荘に登り、そこから登山開始をするというものでした。
 午前9時に小雨の降る中登山開始。最初は雨具を着たのですが、直ぐに小やみになったので雨具を脱ぎました。「雨具を着ると雨が止む」というマカフィーの法則ですかね(笑)
リフトの下鎌池湿原はニッコウキスゲが満開でした。
雨は上がり、時々展望が広がる登山日よりになりました。下ノ樺手前から八方池が見えました。
この時期八方尾根は高山植物が一杯咲いています。上ノ樺手前に咲いていたシラネアオイ。その少し上から急な残雪と藪漕ぎに近い登りがありました。地形図に出ている登山道よりかなり右側(北側)を登っていきます。
急な登りが終わると丸山が見えてきました。丸山には左の残雪から登っていきます。
岩陰にはイワカガミ(あるいはコイワカガミ)の花が咲いています。
ガスの中に唐松岳(左)と不帰ノ嶮が見えてきました。以前唐松岳に登った時はこの辺りから尾根の左側(南側)をトラバースするルートを通って小屋に登っていたのですが、このルートは崩壊し今は尾根を真っすぐ登っていきます。
13時50分 唐松小屋到着 泊 唐松小屋は空いていました。
7月14日 早朝は雨が降っていたのですが、6時には雨は上がっていました。
6時40分頃空身で写真の唐松岳往復です。
黒部渓谷を挟んで剣岳がドーンと構えています。
唐松小屋のすぐ先にはコマクサが群生していました。
丸山まで下ると雲が厚くなり眺望を得られなくなりました。
剣岳の絶景はひと時のご褒美だったようです。
午前11時八方池山荘着 車を麓の八方の湯に回しひと風呂浴びてから東京に戻りました。

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憲法改正は安倍元首相の遺産になるか?

2022年07月11日 | ライフプランニングファイル
 昨日(7月10日)行われた参院選挙は報道機関の出口調査による予想のとおり与党の圧勝となった。憲法改正に前向きな「改憲勢力」は非改選と合わせて国会発議に必要な2/3を参議院で確保した。
 衆議院では「改憲勢力」は2/3を確保しているから、岸田政権が改憲を発議しようと思うと発議できる態勢は整った。
 もっとも憲法改正は憲法改正の発議があった日から180日以内に行われる国民投票で投票総数の半数以上の賛成票を得なければならない。
 私は基本的に憲法改正の立場をとっているが、これは何も第9条を変えるということだけではない。1947年にアメリカが草案した憲法を採用して以来75年つまり3/4世紀が経過している。その間に社会構造、経済構造、国際情勢等あらゆるものが大きく変わってきた。当然当時の憲法では想定していないことも出てきている。これに対して憲法は不磨の大典だから変更すべきでないというのは余りに硬直的な考え方だ。憲法を含めて総ての法律は、我々国民がよりより豊かで充実した生活を行う社会的フレームを定めることにある。憲法の場合は更に諸外国に対し、日本のコミットメントを示すものでもある。諸外国は憲法というコミットメントとそれに基づく実際の行動を見てブレが少ないと信頼できる国と判断する訳だ。もちろんどんな国でもどんな社会でも本音と建て前があり、そこには乖離があるものだ。つまり現実を踏まえて規定を弾力的に運営する訳だ。だがその乖離があまりも大きくかつ常態化した状態が続くことは危険なことだと私は考えている。何故ならそれは国民の遵法精神を損ねるからである。また対外的にはコミットメントへの信頼性を低下させるからである。
 憲法9条1項は「国権の発動たる戦争と・・武力の行使は国際紛争を解決する手段としては、これを永久に放棄する」と規定しているので、素直を読むと「侵略戦争は行わない」と宣言していると解釈される。
 実はこの条文は不戦条約と国連憲章の内容そのものなのだ。一方国際法は侵略戦争を抑止する手段としての自衛権を認めている。現在ロシアがウクライナに対し紛争を解決するする手段として武力行使を行っているが、これに対しウクライナはNATO諸国の支援を受けて自衛権を行使している。欧米諸国がウクライナを支援するのはそれが自衛の戦争だからだ。
 したがって素直を解釈すると憲法9条1項は侵略戦争や武力による威嚇は行わないという国連憲章は遵守するが、自衛権は当然保持していると解するべきなのである。
 ただし2項の規定の後半「陸海空軍その他の戦力はこれを保持しない」「国の交戦権はこれを認めない」だけを見ると戦力=自衛隊は憲法違反か?などという意見ができる可能性がある。もっとも前半で「前項の目的を達するため」とあるので、通して読むと9条は侵略戦争や武力による威嚇のための軍隊は保持しないといっていることは明らかでその延長線上で国際法上の当然の権利である自衛権行使のための戦力の保持を妨げるものではないことは自明である。
 ただし「交戦権」など国際法上はっきりしない言葉を入っているので、もう少し分かり易くするとともに、自衛権行使のための戦力を保持するということを明記する方が良いだろと私は考えている。
 
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