プール、今日は10人ぐらい居ました。これだけいれば、寂しくない。
人が多めだと接近して泳ぐことになります。でっぷりしたオジさんが水中歩行をしているそぐそばを泳ぎました。
後ろから追いついてゆくと、オジさんのお尻に白くて丸い尻尾のようなものがあります。まるでウサギの房尾のよう。
そばまで行くと、正体がわかりました。スイミングパンツの後ろにポケットがあり、そのポケットが裏返しになって外に出ているのです。おまけに、袋になった中に空気が閉じ込められていて、風船状に膨らんでいるんですね。それがちょうど尾てい骨の横のあたりで、ユラユラ……。
あれで少しは浮力がつくんじゃないでしょうか。深いところでは、体が浮いてかえって歩きにくいかも。
可愛いとまではいえませんが、愛嬌のあるオジさんでした(本人はまったく気づいていないのですけれど)。