終日、冷たい雨。梅雨入りしたからといって、こんなに忠実にシトシトしなくたっていいじゃないか、と思うのですが……。
昨日、野川を散歩していて撮った虫の写真。調べてみると、オジロアシナガゾウムシというのだそうです。
じっとしていると、鳥の糞そっくり。いかにもゾウムシらしく「鼻」が長く突き出ています。
両側に突き出ているのは触覚。
目は「鼻」(吻)の付け根、黄色い矢印の真下にあります。わかりづらいのですが、黒い部分がそうです。
胸から頭にかけてが寸詰まりというか、首がない感じの生きものですね。
とまっているのはクズの茎。
最近、買ってお気に入りになった石井誠さんの『虫の顔』(八坂書房)にもちゃんと載っていて、こやつは「クズの葉や茎をおもに食べている」そうで、産卵もクズの茎にし、それが「クズクキツトフシ」という虫瘤になるのだそうです。
これから気をつけて見てみることにします。