ほとんど日差しはないものの、蒸し暑い一日。
夏至まであと10日となり、昼間がいちばん長い時期です。
今日の東京の日没は午後6時57分。今月下旬には午後7時1分ぐらいまで日没が伸びるはずです。
日暮れ時、野川の岸を歩いていると、チョウたちがそろそろ眠りにつこうとしています。
写真はオニノゲシの先っぽにとまった黄色いチョウ。羽の模様から見るとキタキチョウでしょうか。
手持ちの図鑑には――
- 従来「キチョウ」と呼ばれていた種が最近2種類に区分され、本州に分布するものは「キタキチョウ」と呼ばれるようになった(もう1種はミナミキチョウ)。――『昆虫の食草・食樹ハンドブック』(文一総合出版)
ところで、アゲハやモンシロチョウには5種類の色受容細胞があるといいます。人間の色覚が3原色からなるのに対し、5原色を持っているのかもしれないのです。
明るい日中から、暗くなってゆくに従って、彼らの複眼には世界がどのように映っているのでしょうか。