惑星ダルの日常(goo版)

(森下一仁の近況です。タイトルをはじめ、ほとんどの写真は交差法で立体視できます)

「土門拳の昭和」

2011-05-01 20:41:33 | アート・文化
 強い風が吹くかと思えば、かなり激しい雨が降るという荒れ模様のお天気。
 スイカの苗に覆いが必要なわけですねえ。ホットキャップをやってて良かった。
 今のところ、さいわいスイカもトマトも順調に育っているようで、ひと安心。夏まで気はぬけませぬが。

 夕方、パラパラ降ってるけど、もう上がるかなという感じの空を見ながら、市の中央図書館まで。
Domonken1105 図書館は12階建ての文化会館に入っているのですが、そこの1階ギャラリーで「土門拳の昭和」という写真展をやっているのに気づきました。好きな写真家なので、ついふらふらと入りましたが、いやあ、良かった。予科練の日常や、看護実習生、炭鉱のドヤ街、室生寺……。中でも、昭和の子どもたちの作品が素晴らしい。

 画像はただで配っているチラシですが、ここに使われている「しんこ細工 東京・浅草雷門」(昭和29年)なんか、あまりにも見事ですね~。子どもたちの表情、オバさん、盛られているお菓子、木箱の木目、釘の頭、剥がれかけているビラ……すべてが心に訴えかけてきます。
 どうしてこんな写真が撮れたのか、不思議。

 で、用を終えて文化会館を出ると、また激しく雨が降っておりました。