蒲公英

　今日の夕方はひさしぶりに稲城の南山を歩きました。
　宅地開発中なので歩けるところが少なくなり、ちっちゃな山になってしまいました。

　でも、小鳥たちは多いなあ。ウグイスを始め、色々な鳥の声がひっきりなしに聞こえていました。
　それに比べると山草、野草のたぐいが少なめですが、これは生えている場所を私が知らないだけかもしれません。

　ステレオグラムはお馴染みのセイヨウタンポポ。飛び立つ前の綿毛の基地ですが、この部分を「痩果（そうか）」というそうです。そうか。

　〈ナンクロメイト〉６月号発売中。担当している新刊紹介欄で次の３冊を取り上げています――

• 『文藝別冊・総特集ちばてつや　漫画家生活55周年記念号』（ＫＡＷＡＤＥ夢ムック）
• エリック・マコーマック『ミステリウム』（増田まもる訳、国書刊行会）
• 木下半太『六本木ヒルズの天使』（幻冬舎）

　ちばてつやさんは高校生の時からプロの漫画家になり、家族を養ってきたんですね。
　おふくろさんの目が怖いので、不健全な作品は描けなかったらしい。『のたり松太郎』ぐらいでも、お説教されたんだそうです。