ああ、こうやって写真を眺めているだけで匂いが漂ってきそうです。スイカズラ。
漢字では「吸蔓」という表記もありますが、「忍冬」の方が好き。冬には葉を丸めて寒さに耐えているように見えることから、こう書いて「ニンドウ」と呼ぶそうです。
漢字では「吸蔓」という表記もありますが、「忍冬」の方が好き。冬には葉を丸めて寒さに耐えているように見えることから、こう書いて「ニンドウ」と呼ぶそうです。
白い花弁に、メシベの柱頭は緑色で、オシベはクリーム色。この色の取り合わせが素晴らしい。見事な配色だと思います。
古くなった花弁は黄色く変色し、白と黄色の花が混在するように見えることから、キンギンカ(金銀花)という呼び名も。
花を食べることもできるそうです。お酢を垂らした熱湯でゆがき、和え物やおひたしにするとか。
蕪村の句に――
- 蚊の声す忍冬の花の散るたびに